再生ウールの理由(わけ)

• 素材を無駄にしない

  ウール製品を作るには、裁断などの工程でどうしても端材が出てしまいます。本来ならば捨てられてしまうものですが、これらを集めれば、もう一度ウールとして再生することが可能です。無印良品は、ものを無駄にしない、昔ながらの日本の暮らしの精神にもとづいて、今年から、再生ウールいう新しい取り組みを始めます。

• 手間をかけて、再生

  ウールを再生するには、羊の毛を生地にするのと同様に手間ひまがかかります。集めた端材は、丁寧に色ごとに仕分けられ、生地を細かく刻み、繊維状へと整えられ、糸へと仕上げられます。ウールの産地、尾州を中心とした日本の工場の高い技術と、連携によって、質の高い再生ウールへと生まれ変わります。

• 循環する商品を作ります

  再生ウールの取り組みは、まだ始まったばかりです。現在はウール工場の端材を使っていますが、今後は無印良品が生産される時に生み出される端材を、再生ウールへと循環させていくつもりです。無駄にしない。このものに向き合う大切な気持ちを、無印良品は自ら行動に移しながら、未来へと引き継いでいきたいと考えています。