MUJI BOOKS Cup Of Therapy だいじょうぶ。

Cup Of Therapy だいじょうぶ。

動物たちのイラストとユーモアを交えた
短いテキストでつくられた世界です。

フィンランドで出会った『CupOfTherapy』。イラストレーター/グラフィックデザイナーのマッティ・ピックヤムサと、心理療法士のアンッティ・エルヴァスティによるイラスト集です。
その多くは本人たちの行きつけのカフェで耳にした悩みや友人からの相談など、身近なくらしの中からうまれたテーマをもとに動物たちのイラストとユーモアを交えた短いテキストで構成されています。
よりテーマに近づくため、本書では、原書のイラストと英文のテキストに加え、解説文の日本語訳も収録しました。

【書籍情報】
Cup Of Therapy だいじょうぶ。
著者 マッティ・ピックヤムサ/アンッティ・エルヴァスティ
訳 奥村健一
定価1,000円(税抜き)
2018年6月1日 初版第1刷発行
ISBN978-4-909098-10-8 C0072

購入方法:MUJI BOOKS全店及びネットストア
※ 在庫の有無については各店舗にお問い合わせください
ネットストア|Cup Of Therapy だいじょうぶ。

Cup Of Therapy
1
世の中には、SNS用に自撮りをするひとと、自分の写真はぜったいダメ、公開したくない! というひとがいます。ポジティブでおおらかな気持ちでいることが大切ですよ。あなたは、ありのままでいいのですから。カンペキなひとなんていないし、ダメなところがあるから個性があっておもしろいのです。そう、あなたは自分の写真を見て、こんなふうにいうことができます。〈自分は、とってもイケテる〉。だいじょうぶ。自分のこと、もっと信じて。
Cup Of Therapy
2
鏡を見るのは、怖いもの。外見を受け入れなさいって世間はいうけれど、ついダメなところばかりに目がいってしまいますからね。あなた自身のからだを知ることは価値のあることで、固定観念からも解放されるでしょう。誰もがみんな美しくて、かけがえのないものを持っているんですよ。あなたの〈美しさ〉に、あなたは目を向けようとしていますか?
Cup Of Therapy
3
SNSの世界は常に誰かの外見で溢れかえり、そのこともまた、自分探しをしている若者へのプレッシャーになっているのかもしれませんね。フィットネスジムは自信を高める場所で、筋肉を鍛えることは、ひとから注目されたり、認めてもらうために必須のものだと捉えられているようです。残念ながら、もっと他のこと、例えばそのひとの持つ本質や才能、創造性や優しさ、勤勉さ、または知恵について、〈いいね!〉されることがあるという事実に目を向けることは、ほとんどありませんよね。
Cup Of Therapy
4
スーパーヒーローたちは必ずしも、〈こんなところに現れるかも…〉と期待してしまうようなところに登場するわけではないんですよ。子育てなどの日々の生活に向き合っているときにこそ、ひとはヒーローに変身しているのです。この真実やヒーロー観は、目に見えるものではないけれど、彼や彼女たちこそが本当に認められ、拍手を送られるべき存在なのです。ほら、あなたの周りにいる、〈普段着のスーパーヒーロー〉たちに敬意を払いましょうよ。

著者プロフィール

Matti Pikkujämsä
Matti Pikkujämsä(マッティ・ピックヤムサ/1976年生まれ)
雑誌・絵本へのイラストレーターとしてだけでなく、テキスタイルデザイナーとしても活躍する有名なアーティストです。2000年以降、Marimekko, Kauniste, Lapuan Kankurit, Samujiなどのパターンデザインを手掛け、また20種類以上の絵本をデザインしています。「The State Prize for Illustrations 2015」も受賞しています。
Antti Ervasti
Antti Ervasti(アンッティ・エルヴァスティ/1975年生まれ)
ヘルシンキで心理療法士として個人開業をしています。精神的健康や幸福とはという幅広いテーマと、カップルセラピー・ファミリーセラピー、そして性教育、講演や研修など、活動は多岐にわたります。フィンランドだけでなく海外でも活躍の幅を広げています。
また、マッティとアンッティは大変な親日家として、年に何回も日本を旅行しています。