「つながる市」無印良品有楽町+くまもともっと が開催されました
熊本地震から2年。4月14日(土)・15日(日)に無印良品有楽町にて「つながる市」が開催され、同店と「一般社団法人がんばるけん熊本機構」主催のイベント「くまもともっと」が行われました。
熊本の「いま」と「これから」を伝えるために、様々な熊本の地域・人・食が集まった今回のイベント。
熊本に拠点を置く企業や団体、東京熊本県人会の皆さんが出店者となり、10台の屋台にはさまざまな物産品などが並びました。店舗前の歩道に向かってイベント告知の声が響きわたり、その声につられるようにお客様が次々と屋台へ足を運んでいました。
それぞれの屋台には、熊本県産みかんを使ったドライフルーツや、温泉水を使って栽培された「温泉しいたけ」など地域の環境を活かした食材や特産品が目白押し。
中でも、熊本県益城町の団体「益城町未来トーーク」は人気屋台のひとつで、益城町のさつまいもを使ったお菓子や、4 種類のオリジナルジェラート「マシキント」が販売されていました。この団体は、益城町の復興に携わりたいという想いを持った地元の高校生や2 0 代、3 0 代の若者たちが集まって活動しています。ジェラートは、メンバーの女子高生たちが自ら企画立案して製造されたもの。それぞれの味は熊本市内で有名レストランを営むシェフが監修に携わった、本格的なスイーツです。
今回のイベントでは熊本の神社へ贈呈する獅子舞折り紙1,000頭と三角灯篭を作成するワークショップも開催されました。1000年以上地域を見守り、四季折々の祭事を通じて地域の方々の心をつないできた熊本の神社ですが、震災で倒壊した社は2年たった今も大半が震災当時のままの状態です。ワークショップを立案したがんばるけん熊本機構は、本当の復興とは「地域の皆さんの“心の復興”」と考え、首都圏に住んでいる方々でも熊本を応援するためにできることがあるという想いをこめています。
昨年に続いて2回目のイベントとなった「くまもともっと」。この催事での売上の大半は復興義援金として寄付されます。
出店者として参加した若者の中には、現在も仮設住宅で暮らす方がいるのが現状ですが、多くのお客様に熊本の魅力や復興に向けた活動を知ってもらえるイベントとなりました。
同店の次回の「つながる市」は、5月26日(土)・27日(日)に開催を予定しています。