その他

地域が“まあるく”つながる場所

新番丁スクエア様

香川県高松市に新しく完成した、施設の事例を紹介します。

幅広い年齢層が、同じ屋根の下でゆるやかにつながる、素敵な空間が完成しました。
地域の子どもたちや大学生、高齢者まで、たくさんの人々が行き交い、語り、笑って過ごせる施設です。

2階建ての施設となっており、1階部分は、『放課後児童クラブ まある』、また地域の方が気軽に使える多目的スペースがあります。
2階部分は『グループホーム新番丁』という、高齢者が入居する施設になっています。

1階の『放課後児童クラブ まある』は小学校の授業が終わった後、遊びや生活の場として子どもたちが集まるスペースです。
おやつを食べたり、宿題をしたり、たくさんの子どもたちが過ごすことを考え、ローテーブルとダイニングデーブルを提案しました。

学生スタッフが宿題を教えてあげたり、みんなでお絵描きやゲームをしたり、テーブルに配置換えも簡単にできる、ゆとりある空間となっております。

また、今回の依頼に際しては、「とにかくたくさんの絵本を置きたいんです!」と強い要望をいただいたため、壁面には子どもの目線を考えながら、低めのスタッキングシェルフを設置しました。
絵本はもちろん、子どもたちのランドセルもこちらに収納します。

静かなスペースで本を楽しみたい子どものために、静養室もつくりました。使用していないときは、読書スペースに。
こちらへは、低めのオーク材ラウンジチェアを置きました。

こちらは、チョークでお絵描きできる壁や、お部屋からすぐに出ることができる大きなテラスなど、開放感がある空間です。

地域の方が集まる、多目的スペース。
フレキシブルにレイアウトの変更が可能な折りたたみテーブルと、スタッキングできるチェアを提案しました。

2階は、『グループホーム新番丁』。
フロアの中央が共有部分になっており、グループホームでくらしている入居者と子どもたちが、自由に交流できます。
木のぬくもりを大切に、明るく、あたたかなイメージで、共有スペースの提案をしました。
世代・年代を問わず、コミュニケーションができる環境を設けることで、高齢者にとっては子どもたちとのコミュニケーションを楽しむことが、子どもたちには情報面の発育効果が、それぞれ期待できるそうです。