加藤プラチナクリニック
納品年月: 2021年6月
所在地: 東京都港区白金台
納品スペース: 約10坪
業務範囲: 空間設計、什器・家具設計、コーディネート

素になれる、クリニック
自然素材を取り入れ、居心地のよい空間を目指したクリニックの、リノベーション事例を紹介します。
脳内科・小児科の加藤プラチナクリニック様より、診察室を増設するにあたり、依頼をいただきました。

空間設計の相談では、見た目をよくするという要望だけでなく、現状の困りごとを伺いながら、レイアウトなどを決めていきます。
今回のフロアでは、スタッフの事務スペースをしっかり確保したいという、はたらく側の環境も整えました。
また、患者さんと応対しやすいように動線を考えて、入口の壁へ小窓を設えることに。


小さな子どもでも危なくないように、テーブルの角を丸くしたりと、使いやすさもデザインしていきました。

こちらの診察テーブルは国産材を使った天板で、部屋のかたちにあわせて製作しています。

無垢の肌触りがあたたかく、気持ちまでリラックスできます。

部屋を囲む壁にも、麻の風合いを生かしたクロスや粘土でできた塗料を使用して、居心地のよい空間を目指しました。


もともと洗濯機置き場だった場所は、洗面台に変更しています。

入口のドアも木調に変更し、壁面にはソイルペイントを塗装しました。
サインは無垢の板で取り付けをして、あたたかみのある雰囲気を大切にしています。

担当インテリアアドバイザーから
「脳は、いくつになっても成長する」と、脳の活性化を意欲的に患者さんへ伝えていらっしゃる、先生やスタッフの皆さま。
患者さんはもちろん、そんな皆さまにも仕事がしやすいクリニックになるよう、打合せを重ね、想いを共有し合い、完成を迎えました。
自然素材でつくった心地良い空間を通じて、体も自然と素になり、脳の活性化に繋がれば、と願っています。