モデルルーム

小路とつながる集合住宅

宮本雅士建築設計/ mmar 様

「小路とつながる集合住宅」をコンセプトにした『フタバソウ』へ、無印良品のカーテンを取り入れたコーディネート事例を紹介します。

日本には古くから小路を親しむ習慣があり、近隣住人同士の交流の場となっていました。
『フタバソウ』では、そんな習慣を受け継ぐ想いで、外構から居室に帰るまでの間、小路が続く表現がされています。

階段室と各居室テラスの外構には、日本の伝統的な竹細工の編み柄をモチーフとしたオリジナルの花ブロックが施され、『フタバソウ』を特徴づけています。

日中は建物内へ影絵のように陽を落とし、日没後は建物自体が行灯(あんどん)のように、小路を照らしています。カーテンから抜ける光や風の心地よさも相まって、とても居心地の良い空間です。

居室内は、住人のくらし方にあわせて、「居室」「寝室」「働室」「広縁」をカーテンで自由に仕切り、間取りを変更することができます。

今回は、より柔らかい印象を出すために、カーテンの生地幅をたっぷりと取り、ゆるやかなシルエットを楽しめるようにしました。

時間がある朝は、外でコーヒーを片手にリフレッシュをしたり、満月の日はお月見をしてみたり。
ベランダまで空間の広がりをもたせた、外とのつながりを楽しむ過ごし方の提案です。

各々が過ごす「居心地のよい」居室から小路へつながり、その小路では住人同士が自然とあいさつを交わして繋がっていく、
そんな風景が想像できてワクワクする空間です。
その土地ならではの地域性がある住まいで、お隣同士で声をかけあえるような集合住宅が増えていったら素敵ですね。