商品開発担当のカレーだより vol.1 現地に学ぶ
インドカレーとタイのカレー

本コラムでは、開発担当者による、
出張で出向いたインドのカレー話や、
商品の開発秘話などを不定期でお送りいたします。

report photo

2月にリニューアルした「素材を生かしたカレー バターチキン」は、北インドのカレーをお手本に作っています。日本でも北海道と沖縄では食文化が違うのと同じように、インドでも地方によって作られているカレーが違います。インド北部は山間部も多く気温が低いため、からだを温める効果があるスパイスや乳製品を使った濃厚なカレーが多く、南部の海岸に面した地方では、辛味のあるスパイスやココナッツミルクを使ったさらさらしたスープのようなカレーが地元の方々に親しまれています。

2月14日にリニューアルした
「素材を生かしたカレー バターチキン」

インドの市場で販売されているスパイスです。
地方の環境によって使用するスパイスや配合が異なります。

また「素材を生かしたカレー グリーン」に代表されるタイのカレーは、インドでは乾燥させたハーブやスパイスを使うのに対して、フレッシュのハーブや香りの強い葉を多く使います。タイ国内では「カレー」ではなく、「ゲーン(汁物)」と呼ばれ、レモングラスやこぶみかんの葉(バイマックルー)のさわやかな香りと、唐辛子を使った刺激的な辛味、ココナッツシュガーやココナッツミルクの甘味が特長です。
「カレー」と一言で言っても国や地域によって大きく違い、スパイスの使い方もそれぞれ。現地で徹底的に試食をしたり、市場に並んでいる食材を見たりしながら、味のヒントを見つけて商品開発に生かしています。

「素材を生かしたカレー グリーン」
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