商品開発担当からのカレー便り vol.3 大きなキッチン

本コラムでは、開発担当者による、
出張で出向いたインドのカレー話や、
商品の開発秘話などを不定期でお送りいたします。

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5月19日に発売10年目の誕生日を迎えた「素材を生かしたカレー バターチキン」。
今回、そのバターチキンをつくっている工場へ行ってきました。

私たちが工場に着いたのは10時頃。すでに下準備が整っていました。

前日に計量された原料を用意し、まずはソース作りから。手順に従ってニーダーという混ぜ合わせるための羽根がついた大きな釜の中に原料を入れて、加熱しながらかき混ぜていきます。ソースにとろみがついたカレーは、このときに入れる原料が多いそう。バターチキンはなんと23種類もの原料を使ってソースをつくっていきます。ちなみに、さらっとしたスープタイプのカレーだと10種類くらいで済むそうです。できあがったばかりのバターチキンカレーソースを味見しましたが、いつも食べているものより生姜や玉ねぎの食感が残ってざらっとしていました。

ソースができあがったら、充填室へと移動します。ここでは、それぞれのカレーに入る具材を1パック分ずつ手作業で計量しながら、機械で具材とソースを合わせて1パックずつ詰めていきます。どんどんできあがっていくパックはトレーに均一に並べ、レトルト釜にいれたときに加熱のムラがないようにします。

レトルト釜では圧力と熱を加えることで殺菌して、パックの中を無菌状態にします。レトルト食品が保存料を使わずに常温で長期保存できるのは、このようにして殺菌しているからなのです。レトルト殺菌が終わったら、冷却、品質検査を経て出荷されます。

箱詰めのように機械でできることもありますが、材料の検品はコーンを一粒ずつ確認するなど人の手もたくさんかかっています。工場というと殺風景な感じを思い浮かべますが、どちらかというと「大きなキッチン」のよう。ここからおいしいカレーを届けます。

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