商品開発担当のカレーだより vol.12 森のカレー

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2020年6月11日、新商品「素材を生かしたカレー ゲーンパー(森のカレー)」が発売になりました。タイカレーの現地調査へ行ったときに知った「ゲーンパー」。見た目はレッドカレーのようですが、辛さの中に少し酸味があるのが特長で、タイカレーといえば辛いけれどココナッツミルクの濃厚な甘さがきいているもの、と思っていた私たちにとって、印象に残るカレーでした。

この「ゲーンパー」、タイ語で「ゲーン」は汁物、スープという意味で、カレーと訳すことが多く、「パー」は森という意味です。イサーン地方といわれるタイ東北部で生まれたカレーです。
イサーン地方の人口はタイ全体の中でも1/3と多く、バンコクに出てくるイサーンの方も多いので、タイの人口の半分以上の人はイサーンにルーツを持つそう。そのイサーン地方の料理をベースに、北から中華料理、西からインド料理に使うスパイス類、南のマレー半島からココナッツをはじめとするナッツ類がバンコクで合わさり、現在のタイ料理ができたそうです。そのため、イサーン料理はタイ料理の原型ともいわれており、ゲーンパーはタイカレーの原型ともいわれています。

タイカレーといえばココナッツミルクが入っているもの、というイメージが強いのですが、このゲーンパーにはココナッツミルクが使われていません。もともとイサーン地方に限らず内陸部ではココナッツができなかったので、料理に使うことがなかったそうです。水路が発達することにより南部からココナッツが運ばれ、「ゲーン」にココナッツを入れた新しい料理がつくられ、それらが「タイカレー」と呼ばれるようになったといわれています。

また、「ゲーンパー」は“森”といわれるだけあって、本来は猪肉や鹿肉を使い、きのこ類やたけのこなど山の幸をふんだんに入れてつくります。「素材を生かしたカレー ゲーンパー(森のカレー」ではお肉は鶏肉に変更しましたが、きくらげやしめじ、たけのこ、ヤングコーンなどの具材をたっぷり入れました。タイカレーならではの、赤唐辛子の辛さやクラチャイなどのハーブのさわやかな香りとあわせて、具材感もお楽しみください。

素材を生かしたカレー ゲーンパー(森のカレー)
消費税込350円
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