MUJI CONNECTS ART

#01Exhibition & Shop
ATELIER MUJI GINZA

CONCEPT

無印良品は、生活の基本となるものづくりを通して、ものの本質を見つめ直し、「感じ良いくらし」の探求を続けています。アートとは、生きることそのものの体現であり、無印良品が問い続けるくらしの原点を表現するひとつでもあります。「MUJI CONNECTS ART」は、「感じ良いくらし」の実現を目指す活動のひとつとして、人と人、人と社会がつながり、生活にアートを取り入れてほしいというメッセージを込めたプロジェクトです。

第一弾は、国内外で活動する4名のアーティストによる作品を、フランス・パリのリトグラフ工房「Idem Paris(イデム・パリ)」との協働で制作したリトグラフ作品を紹介します。

銀座でも、ご自宅でも。世界中どこにいても作品をお楽しみいただけます。

COLLABORATION

100年以上にわたる歴史を持つリトグラフの技術と伝統を受け継ぐIdem Parisは、マティス、ピカソ、ブラック、シャガール、ミロなどの巨匠の時代から、現代美術の作家まで、さまざまなアーティストと協働して作品を制作してきた工房。リトグラフは、職人たちの手作業により、一つひとつ異なる、一点物に近い風合いに仕上がることが魅力です。くらしの中に取り入れやすいアートでありながら、そこには確かな人の手の痕跡を感じ取ることができます。

ARTWORKS

公開
作品の展示および販売

EXHIBITION

ATELIER MUJI GINZA

MUJI CONNECTS ART展

開催作品の展示および販売
時間:
-

*営業時間は店舗と異なります。休館は、店舗に準じます。

*会期や時間など予定が変更となる場合がありますので、ATELIER MUJI GINZA公式サイトをご確認ください。

開催場所:
無印良品 銀座6F
ATELIER MUJI GINZA Gallery2
〒104-0061
東京都中央区銀座3-3-5 無印良品 銀座6F
入場無料

野又穫のまた みのる

Re-Visions

想像上の建造物を描き始めた80年代から、創作は常に革新的であるべき、と考えていました。それが美術家としての正しい姿勢だと思っていたのですが、昨年来、地球環境や身近な社会に起きた大きな変化を通して、これまでの考え方や生活に戻ることへの違和感を覚えはじめ、成長を求めてひたすら前に進むことよりも、既にあるものを見つめ直すことが、むしろ前向きな姿勢なのではないかと考えるようになりました。そんな中で今回の版画制作のお話をいただき、即座に頭に浮かんだのが「Re-Visions」(見直し、再解釈)というテーマです。

版画にはタブローやドローイングとは異なるプロセスが必要であるため、自分のイメージする奥行や気配を紙の上に表現するのが難しいという側面がありますが、今回はリトグラフ工房「イデム・パリ」との協働ということで、大きな期待と緊張感を持って制作に取り組むことができました。 いつ、どこで、どのような目的のために建てられたのか、私自身も思いを巡らすこの二つの作品が、時間を遡り時空を旅する意識、そして未知への好奇心と期待を喚起するものになればと思います。

野又穫のまた みのる

1955年東京生まれ。1979年東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。1986年に佐賀町エキジビット・スペースで初の個展を開催。絵画、立体、版画、ドローイングなどさまざまな表現方法により、想像上の建造物、建築風景を作品として制作・発表している。
主な展覧会に「カンヴァスに立つ建築-Architecture on Canvas-」(2004年東京オペラシティアートギャラリー)、「もうひとつの場所−野又穫のランドスケープ/ Alternative Sights」(2010年群馬県立近代美術館)、「空想の建築−ピラネージから野又穫へ」(2013年町田市立国際版画美術館)など。2020年にはWhite Cube(London)で初のオンライン展Minoru Nomata ‘Introductions’ Online Viewing Roomを開催。
個展のほか、東京銀座資生堂ビル(2001)、パークハイアット東京(2006)などでコミッション・ワークの制作、朝日新聞の「ザ・コラム」にドローイング連載(2011-2015)など。1995年芸術選奨新人賞、2007年タカシマヤ美術賞受賞。
主な作品集として『視線の変遷/Points of View』(2004年東京書籍)、『もうひとつの場所/ALTERNATIVE SIGHTS』(2010年青幻舎)、『ELEMENTS -あちら、こちら、かけら』(2012年青幻舎)などがある。

Paul Coxポール・コックス

あるバカンスの日、もしくは夢の中。愛する人と手を繋ぎ散歩しています。絵の題は、正面に人物を見るほうが『朝』、もうひとつは『夜』。朝と夜のあいだに何がおこったのかはわかりませんが、1日中、手を離さずに歩き続けたのかもしれません。夜になると二人はイメージの中に溶けていきます。女性の髪と男性のシャツは風景の青と混ざっていきます。そして朝になると、再び出発して広い世界を歩き回るために、イメージから浮かび上がってくるのです。これは、日々の愛への讃歌なのです。

Paul Coxポール・コックス

1959年パリ生まれ。両親はオランダ出身の音楽家。独学でアートを学んだ。
絵画制作が主だが、絵本、舞台美術、ポスターや広告など、活動は非常に幅広い。
多数の絵本を出版しており、日本語にも訳されている「えのはなし」は、ボローニャ国際児童図書展で受賞。
日本でも、クリエイションギャラリーG8で2度、金沢のBUH、東京のパール・ギャラリーにおいて個展を開催。日本での広告は、ルミネのクリスマス広告、北陸新幹線開業の広告を手がけた。

撮影:安齊重男

堂本右美どうもと ゆうみ

Amour

一枚の石版リトグラフは一体どれだけの時間を重ねているのだろう。イデムの壁にびっしりと並べられている石板はまさに地球図書館。ひんやりとした石版にそっと手を重ね、私は太古に想いを馳せる。

リトグラフとは、石の層を削って、紙に層を重ねること。
今日私はこの紙に愛の層、愛撫と抱擁、を重ねる。

この版画が、無印良品という名の飛行船に乗ってどこの壁に着陸するのか、想像するだけでワクワクする。

堂本右美どうもと ゆうみ

1960年パリ生まれ、多摩美術大学美術学部絵画学科卒業後、クーパー・ユニオン芸術学部卒業。95年と99年「VOCA奨励賞」、08年「第19回タカシマヤ美術賞」受賞。90年佐賀町エキジビット・スペース(東京)での初個展以来、国内外の展覧会に多数参加。主な展覧会に94年「第7回釜山青年ビエンナーレ」(韓国)、01〜05年「椿会」資生堂ギャラリー(東京)、04年「第11回アジアン・アート・ビエンナーレ・バングラデシュ」、11年個展「いきる」横須賀美術館(神奈川)、13年「プレイバック・アーティスト・トーク」東京国立近代美術館(東京)など。作品は国立国際美術館、東京国立近代美術館、高松市美術館、広島市現代美術館などに収蔵。パブリックアートに東京ミッドタウン(東京)、GINZA SIX(東京)がある。

撮影:堂本右美
撮影:堂本右美
撮影:堂本右美
撮影:堂本右美
撮影:堂本右美
撮影:堂本右美

Vayeda Brothersワイエダ兄弟

ワルリ族の人々は、古くから絵画の手法で物語や神話を描き、その記憶を現在にまで受け継いできた。幾何学的、或いは自然で有機的な輪郭をアルファベットの如く用い、絵画を元素とする形式でスクリプトを仕立てる。これは異なる視点から物語を綴り直す、新たな伝達形式である。

TUSHAR Vayeda(right)トゥシャール・ワイエダ(右)

1987年インド、ガンジャード生まれ
2014, 3D animation & multimedia .University of Mumbai (Arena Academy)

MAYUR Vayeda (left)マヨール・ワイエダ(左)

1992年インド、ガンジャード生まれ
2016 MMSin Marketing Management. University of Mumbai
2013 BMS in management studies. University of Mumbai

2人はインドの少数先住民族「ワルリ族」。幼少期、豊かな自然とワルリ族の自然崇拝文化の影響を受けて育つ。
大学は大都市ムンバイに進学するが、毎日片道数時間の通学列車に揺られてもムンバイには引っ越さなかった。
近代文化や都市生活を経験し、ワルリ文化、ワルリアートの素晴らしさに改めて開眼した2人は、
大学卒業後もガンジャード村に残り、ワルリ文化、そしてワルリアート継承と発展に尽力している。