無印良品

ずっと、ずっと、麻と。

一万年前も、これからも、
麻は、暮らしの先生です。

本当の心地よさとは何かを知りたくて
長い間、麻を見つめてきました。
なぜなら麻は、人にとって最も長くつきあってきた天然繊維。
人は、およそ一万年前からその心地よさを見つけ、
毎日に取り入れてきました。
じゃぶじゃぶと洗うほどになめらかになる麻。
その風合いは、使いはじめて数年たってからが
最もうつくしいと言われるほどです。
手にとったその日も、長く時間を共にしても
良質な暮らしの背景でありつづけるために。
無印良品は、麻に学び、暮らしの道具を生み出しています。

素肌は知っています。

麻は、繊維の凸凹が肌から出る水分をよく吸い、
すばやく放出させるはたらきをもっています。
そのため、汗をよくかく季節でも麻をみにつけた素肌はさらさらと、いい気持ち。
洗いざらしでざっくりと。アイロンを当ててなめらかに。
一枚で、さまざまな肌心地を楽しむこともできます。

(紳士)
(婦人)

その色、地球のまんま。

このグレーがかった生成色は、フランスとベルギーの間、
フランダース地方育ちのリネンの色です。
天然素材であるリネンは、生まれ育った畑の状態や
その年の気候によって色や手触りに個性がでます。
そこに何世代にも受け継がれる農家の人々の経験が加わり、
この色、この手触りのリネンが育ちました。
無印良品は、その地方の自然の特長や、生産方法を
できる限り尊重した素材選びを行っています。

梅雨には、リネン。

麻の繊維は、中が空洞になっていることから
他の天然繊維と比べて、早く乾くという特長があります。
そして、繊維が長いので洗濯を重ねても丈夫なまま。
じめじめとした梅雨の時期でも、ベッドカバーや
タオルなどの大きな洗濯物を心置きなく洗うことができます。

ちょうどいい、を一枚。

夏のお出かけは、肌ごこちのよいリネンと一緒に。
日差しや寒さを包みこみ、いつでもちょうどよく過ごせます。

あさ、すう、すう。

麻の取扱い方法

上手に洗うには

麻は手軽に洗える素材です。水に濡れると繊維の強度が増すといわれ、くり返しの洗濯に耐えることができます。
ただし蛍光剤は色合いを損ない、漂白剤は繊維を痛めるので、使用は控えてください。
40℃までのぬるま湯で洗濯するのをおすすめします。
※洗濯方法は製品により異なるため、洗濯表示を必ずご確認ください。

干し方

軽めの脱水後、かたちを整え、シワを伸ばして干してください。その後のアイロンがけがスムーズです。
ベッドリネンやキッチンクロスなどは干すだけで使うことができます。
乾燥機の使用は、生地を縮め、痛めるので控えてください。
麻は速乾性に優れているので他の天然繊維と比べて比較的早く乾きます。

アイロンのかけ方

麻に美しくアイロンをかけるコツは、霧吹きで湿気を与えてから、
あるいは生乾きの状態で中温のアイロンをかけることです。
アタリやテカリが気になるものには、当て布をしてください。
まず裏面からかけて小じわを伸ばし、次に表面からかけるときれいに仕あがります。

しまい方

麻の保管に適しているのは、乾燥していて、涼しい場所です。
また、通気性が良くないとカビの原因にもなるので、
セロファンやビニールの袋などに長期間密封するのは避けてください。
ほこりを避けるには、薄い紙で包むのがおすすめです。

汚してしまったら

シミを長い時間放っておけばおくほど落ちにくくなります。
汚してしまった場合には、とにかくなるべく早く洗うようにしてください。