「働きながら、くらす」中古マンションリノベーション。

マンションリノベ、2人暮らし

「なかなかいいなと思う物件がなかったので、自分で0から間取りを考えたかったんです。」リノベーションで理想のくらしを叶えた、無印良品ではたらくスタッフの住まいをご紹介します。

※リノベーション前のリビング

リノベーションを決めた理由はなんですか?

昨年自身が30歳になったとき、そろそろ将来のことも考えて家を買おうと決め、本格的に物件探しを始めました。リノベーションを選んだ理由は、売り手目線で最適化された建売住宅よりも、自分たちのくらしに合わせた住まいにしたかったこと。自身の仕事柄リノベーションのメリットは理解していたので、立地の自由度、資産価値、安心安全が決め手となり、中古マンションを購入してリノベーションすることに決めました。

どのような住まいにしたかったか、おしえてください

設計の過程で出た「遊び」「曖昧」「余白」をキーワードとして、ワークスペースや小上がりと、リビング以外にもくつろげる場所をつくりました。部屋の役割を決めつけず、どこでも好きに過ごせるようになっています。
また常に片付いた状態を維持するため、収納のつくり方もポイントでした。元々持っていたユニットシェルフがぴったりと納まる場所をあちこちに作り、モノの変化に合わせて組み替えできるようにしました。既製品家具を活用することで造作も減り、コストダウンにも繋がっています。

右:以前の住まいで使用していたユニットシェルフ
MUJI SUPPORT 事例集
「じぶんで編集する、コンパクトな団地くらし。」

お気に入りの場所をおしえてください

リビングとガラス壁を隔ててつながる、ワークスペースです。テレワークも始まりましたが、「くつろぐ」「はたらく」のオンオフが自然と入ります。背面のユニットシェルフはデザインの参考書籍や、引き出しケースに文具を収納しています。
休みの日には、楽器の演奏・宅録や、写真の編集をしたりなど趣味を楽しむスペースになっています。

実際に使っている無印良品の商品で、おすすめをおしえてください

ユニットシェルフや、収納用品です。この家ではキッチンや洗面台を特注しましたが、つくり込み過ぎず、シェルフがぴったりと納まるような余白をつくっています。
私は他社の家具や雑貨も使いたかったので、全てを無印で揃えるということはしていません。ただ、気に入ったモノが映えるように、雑多になりがちな収納は無印良品で統一し、好きなデザインを引き立てる背景として活用しています。

キッチンでは作業台の下にシェルフがぴったりと納まり、バスケットで食材をしまったり、そのまま食器を置いたりと自由に使い方が変えられるようにしました。
洗面台の下にはキャスター付きのシェルフを納め、ハンガーなど洗濯用品をしまっています。洗濯が終わったらワゴンにのせ、そのまま道具と一緒にベランダまで持っていけるような収納・家事導線の計画になっています。

玄関の靴収納でもスチールユニットシェルフを使っています。「ライトグレー」の色は壁の塗料とほぼ同じ色なので、壁になじみすっきりとした印象です。

ウォークインクローゼットも、衣装ケースやユニットシェルフがぴったりと納まっています。脱衣室では店舗什器としても使われる、ガチャレールと棚板を施工取り付けし、洗濯機上のデッドスペースを活用しました。

今後、自身のお部屋で改善したいところはありますか

これといって特に困っているところはありません。住宅購入にあたり以前住んでいた賃貸マンションよりもだいぶ広くなったため、家の中の余白は増えました。家具を買い足す際はしっかりと考え、必要最低限のモノで暮らしていきたいです。

タオルバーは「無印良品の家」で使われているものと同じシンプルなものです。

無印良品では、住まい選びの選択肢としてリノベーションを広めていく活動を行っています。無印良品銀座では、地域のリノベ会社のご紹介、会員企業と連携した住まいづくり、店舗を基軸にしたイベント開催を行っています。WEBページでは各社の事例をご紹介しています。

設計:株式会社 ブルースタジオ
施工:株式会社 住環境ジャパン

コーディネートをご提案するとき、意識していることをおしえてください

無印良品 銀座 法人担当 金谷

無印良品 銀座 法人担当 金谷

お客様と同じ目線になれるまで、いろいろな雑談をします。いつも朝何時に起きて、休日はどんな服を着て、子どものころはどんな家に住んでいて・・・など。その人を形成している様々な要素を知ることで、ただ質問を繰り返すよりも深く相手を理解し、本当の意味で寄り添った提案ができると考えています。
現在は個人邸だけでなく、企業・行政からの依頼でオフィスや施設などの内装デザインを行っています。ですが不特定多数の人が使う場といっても、そこにはたくさんの「個人」が関わります。一緒につくる人、使う人、管理する人。それぞれの目線が大切なので、よりコミュニケーションが重要です。やはり場づくりは、「人」と向き合うことだと思います。

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