
環境への配慮と良質な素材づくり
再生素材にも、こだわりを。
地球環境にやさしいだけでなく、素材の品質や質感も大事にしたい。 そんなおもいから無印良品の再生素材はできています。 丈夫で永く使えて、価格も納得。生産工程から環境への配慮まで、

徹底して見直し、安心してお使いいただける商品をお届けします。


大切にしていること。
① 地球温暖化の抑制 ≒ CO2の削減
② 環境破壊の原因になる廃棄物を減らす
③ 限りある資源の節約

新規で製造する素材と比較し、CO2排出量の減少、廃棄物を回収、減量である石油の使用量を減らす。
廃素材からうつくしく生まれ変わる
ひとつの商品になるまで、さまざまな工程や
人の手間がかかって新たな商品に成っていきます。
再生ナイロンの特徴
ナイロンの性能、特性はそのまま。
耐摩擦、耐摩耗、高耐久性、軽量性が通常のナイロンと比較しても同等の品質。
独自のやわらかな質感。
細くしなやかな糸を使うことで肌に馴染みやすい。
環境への配慮。
糸くずから再生原料に戻すので、新たな原材料を使わず資源の節約。

1. 回収・分別
生産工程で出る糸くずを回収し、手作業と機械を使い分けながら、原材料となる糸くずと不用物とを丁寧に分別する作業を行っていきます。

2. 洗浄・乾燥
分別し集められた糸くずを専用の機械で洗浄、乾燥します。写真は糸くずから糸わたになり、原材料に生まれ変わる前の準備をしています。

3. 原料に戻す
糸わたを溶かし、分解・液体化して延ばします。その後に冷やして固めて細かく砕き、ナイロンペレットといわれる粒状の原料になります。

4. 糸に戻す
原料のナイロンペレットを再度溶かし、必要な細さの糸にしていきます。紡糸されたのち、生地になり商品になって生まれ変わります。
再生ウールの特徴
ウールのもつ特性、やさしさはそのまま。
保温性、嵩高さ、シワになりにくさは通常ウール素材と比較しても同等の品質。
手間ひまがかかることで生まれる独特の風合い。
商品ごとに異なる風合いにより一層、愛着ある一枚になります。
環境への配慮。
回収衣料を再利用し、新たな原材料を混ぜながら、希少なウール資源の節約。
染色工程が入らないので、製造工程での水資源を削減。

1. 端材を色ごとに分別
衣服の不要部分をハサミで取り除き、端材や余り糸などと共に色ごとに分別していきます。人の手で行うとても手間のかかる作業です。

2. 棉(わた)に戻す
分別された端材はシュレッダー機によって小さくカットし、特殊な反毛機によりやわらかい羊の棉(わた)にほぐされていきます。

3. 棉(わた)から糸へ
ほぐされたさまざまな色の棉(わた)を機械で調合を繰り返し色をなじませます。その後で精紡機にかけ糸を撚っていきます。

4. 糸から生地へ
レピア織機で風合いにこだわりながら丁寧に折り上げ、ふくらみを出す加工を繰り返し、最後に検反。人の目で時間をかけておこなっていく。
再生コットンの特徴
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万能なコットンの機能的、肌触りの良さもそのまま。
オーガニックコットンの端材から作られており、性能や機能は同等品質。
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個性のある風合いとやわらかな質感。
ネップ入りで一つひとつ表情が違い、肌触りの良さも特長。
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環境への配慮。
裁断屑を再利用した素材を使用することで、綿資源の節約。
染色工程が入らないので、製造工程での水資源を削減。

1. 回収・分別
服つくりでどうしても出てしまう、生地の残り部分である裁断端。それらを手作業で切り分け、反毛機にかけていきます。

2. ほぐす・ブレンド
分別・反毛された裁断端はオーガニックコットンや別の素材とブレンドされ、糸になる前の素材がつくられていきます。

3. 一本の束から糸へ
ブレンドされた棉(わた)の状態から糸になるための色をなじませ、一本の束にし、混紡するための特殊な機械にかけられます。

4. 糸から生地へ
撚られ、独特の風合いになった糸になり、おられ、肌触りの良い生地になります。この糸がさまざまな商品に生まれ変わります。
再生ポリエステルの特徴
ポリエステルの機能やお手入れの簡単さそのまま。
耐久性や、速乾性などの特性が通常のポリエステルと同等の品質。
環境への配慮。
ペットボトルを回収し再利用。原材料の石油使用量と廃棄物を削減。

1. 回収・分別
回収したペットボトルが集められ、キャップやラベルを外して分別し、粉砕するための準備をしていきます。

2. 洗浄・粉砕
分別後に洗浄し、フレーク状に砕いていきます。そこから再び洗浄して不純物を取り除きます。

3. 原材料に戻す
フレーク状になったペットボトルを溶かしペレットと呼ばれる糸にする前の原材料の状態に戻します。

4. 糸から生地へ
冷やされて固まった粒状のペレットを溶かして紡糸します。その糸から再生ポリエステル生地に生まれ変わります。