
石油由来のポリエステルなどの合繊素材がまだなかった時代、当たり前のように使われていたのが自然の素材であるカポックでした。 地球の環境負荷低減が求められる時代に、無印良品は改めてカポックに注目しています。自然が生んだ機能で、いつでも快適な着心地を保ちます。
特長
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軽く
最も軽い天然繊維のひとつ
綿の約8分の1という軽さのカポック繊維。繊維内がストロー状の空洞になっているため、フワフワと軽く、やわらかくしなやかな生地になります。
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いつでも快適
自然の生んだ機能
ストロー状の空洞に多くの空気を含むため、寒いときには湿気を吸って保温効果を高め、暑いときには湿気を放出して快適な着心地を保ちます。
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自然にやさしい
環境負荷の低減
農薬や肥料、水やりがほとんど不要のカポック。繊維のもととなる実を収穫する際にも伐採する必要がなく、多くのCO2を吸収し続けます。環境負荷が非常に小さい素材です。
農薬・肥料や水やりがほとんど不要で樹齢70年以上もの大木に育ちながら、多くのCO2を吸収し続けます。
木の実の収穫の際に幹を伐採することがないので、環境負荷が非常に小さな素材として注目されています。
木の実の収穫の際に幹を伐採することがないので、環境負荷が非常に小さな素材として注目されています。
婦人
紳士
カポック/KAPOKとは
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カポックの森と環境負荷の低減
カポックはインドネシアやタイ、インドで多く栽培されている、落葉の高木。
農薬や肥料、水やりがほとんど不要な植物のため、太陽の光と自然の恵みである雨水で育ちます。
無印良品が使っているカポックの産地、インドネシア・ジャワ島の森では、約5メートル間隔で計画的に植林され、自然に近い状態で栽培されています。カポックの森と環境負荷の低減
カポックはインドネシアやタイ、インドで多く栽培されている、落葉の高木。
農薬や肥料、水やりがほとんど不要な植物のため、太陽の光と自然の恵みである雨水で育ちます。
無印良品が使っているカポックの産地、インドネシア・ジャワ島の森では、約5メートル間隔で計画的に植林され、自然に近い状態で栽培されています。 -
カポックは綿や麻など、他の繊維と違い、収穫の際に刈り取りをする必要がありません。
成長を続け、高く大きく育ちなりながら二酸化炭素を吸収し、酸素に変えてくれます。
緑の幹を持ち、葉だけではなく木々全体で光合成をするので、森全体でのCO2吸収量は多く、地球温暖化の原因を減らしてくれます。 -
収穫して繊維になるまで
カポックは5月ごろに白い花が咲き、6月ごろから実をつけ始め、9月から11月にかけて収穫をします。
1本の木から300~400個、重さにして約22~30kgほどのカポックの実から、8Kgほどのワタが収穫できます。
収穫されなかった実は殻が弾け、ワタが飛び出し、土に還ります。収穫して繊維になるまで
カポックは5月ごろに白い花が咲き、6月ごろから実をつけ始め、9月から11月にかけて収穫をします。
1本の木から300~400個、重さにして約22~30kgほどのカポックの実から、8Kgほどのワタが収穫できます。
収穫されなかった実は殻が弾け、ワタが飛び出し、土に還ります。 -
カポックの実を収穫したらワタを取り出します。殻を割り、取り出したワタは天日干しで乾燥させます。その後、夾雑物(きょうさつぶつ)を取り除き、紡績し商品化されます。
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カポックの利用
カポックの繊維は短く、糸として利用するのは不向きとされていました。そのため、ポリエステルなど石油由来の合繊がまだなかった時代には、枕やぬいぐるみなどの詰め物や救命胴衣の中材などに利用されてきました。
近年、新技術開発によって紡績が可能となり、製糸・織布・衣料製造が進められている注目のサステナブル素材です。カポックの利用
カポックの繊維は短く、糸として利用するのは不向きとされていました。そのため、ポリエステルなど石油由来の合繊がまだなかった時代には、枕やぬいぐるみなどの詰め物や救命胴衣の中材などに利用されてきました。
近年、新技術開発によって紡績が可能となり、製糸・織布・衣料製造が進められている注目のサステナブル素材です。