Café_MUJIキャナルシティ博多

【CafeMUJIキャナルシティ博多】こなつのはなし|期間限定ケークシトロン

シトロン

スタッフのおすすめ

2022/06/21

こんにちは。CafeMUJIキャナルシティ博多です。

お客様はもちろん、スタッフからも美味しい!の声が止まらない人気のデザート「ケークシトロン」。ケーキに焼き込まれたレモンやトッピングの小夏の爽やかな味が好評です。

このケークシトロンにトッピングされている「小夏」という柑橘、みなさんはご存知ですか?

小夏

時はさかのぼり。発売前のお話。

作成前、レシピ上に文字で『ケーキの上に「小夏」をトッピングする』という情報がスタッフに伝えられました。まだ手元には材料も揃っていない段階。

昔、祖父の家がみかん農家だったにも関わらず、無知な私は小夏という品種の存在を知らなかったのです。(おじいちゃんごめんなさい)

宮崎県出身のスタッフは「日向夏みたいなものですかね?」と。
日向夏。名前こそ知ってはいましたが、食べた記憶はありませんでした。

そんな中、意外な人物の告白。

「小夏ですか?!僕、大好きなんですよ!」

主に接客業務に携わる学生スタッフの彼。

聞くと彼の親御さんが高知のご出身らしく、小夏は身近な存在とのこと。
いかに美味しくて好きな柑橘なのか。
小夏愛に溢れるその様はまるで「帰省先の田舎で、夏の間だけ会う大好きで懐かしい幼馴染の友達」のことを語るように(勝手に)感じられました。

意外なところからの小夏情報を得たことに加え、なんだかほっこりしましたけど。
 

そもそも小夏とは。

一般的に、小夏=日向夏=ニューサマーオレンジ と言われています。
宮崎県などで栽培されている日向夏と、高知県で栽培されている小夏は、厳密に言えば品種が違うだけとのこと。

高知県では「土佐小夏」とも総称され(他にも多くの品種が存在)、春3月半ば頃から7月頃まで長く出回る柑橘です。当店は、高知県高知市の「みかん家にしごみ」さんの小夏のみを使用しています。

調べたところ、元々は江戸時代に宮崎県宮崎市に偶然自生しているのが発見され「日向夏蜜柑」と命名されたそう。
さらに、この学名をつけた学者先生が高知県の出身で、地元に樹を持ち帰ったところ広まり、その後品種改良を重ねることで「小夏」として高知で定着をしていったそうな。

小夏

小夏は、柑橘特有の酸味が優しく果肉が甘いことと、大きい柑橘では食べずに捨てる白いワタ状の部分(アルベド=ラテン語で白を意味)も食べられるという特徴があります。

苦いのでは?と思いがちですが、小夏はそんなコではありません。果肉と同じく甘さも感じられるくらいの食べやすさです。
もちろんケークシトロンにトッピングしている小夏も、アルベドを残したままカットしていますので、そのままお召し上がりいただけます。


甘酸っぱく、それでいて優しい味の小夏。

レモンたっぷりのケーキと共に夏の味を味わってください。

小夏

ドリンクがお得になるセットもありますので、ぜひご一緒にどうぞ。

期間限定商品ですので、お早めに小夏に会いにいらしてくださいね。


CafeMUJIキャナルシティ博多