旬の野菜のお味噌汁、名脇役な納豆、素材のおいしさを保存したお漬物。ふと見渡してみると、私たちの食卓には発酵があふれています。
本日よりリニューアルした地下1階の「漬」ブース。発酵をテーマに月ごとにおすすめの商品を紹介したり、発酵の現場に携わる方々が来てくれたり、隣のキッチンカウンターで試食ができたり、みなさまに「おいしい発見」を届ける場所を目指していきます。
リニューアルに伴いブースの黒板にイラストを描いてくださったのはイラストレーターの川村淳平さん。これまでにも当店によくお立ち寄りいただいているんですよ。
マーカーで描いた切り絵のパーツを貼り合わせてつくるイラストは、それぞれの高さを変えたり、傾斜をつけたり下から眺めることも考えられた工夫が随所にひかっています。
迫力のある鮭定食やお味噌汁、かじれば果汁があふれてくるんじゃないか、あったかいんじゃないか、とどきどきするほど細部まで丁寧に描かれたイラスト。ぐっと近くで見ないと気づかない小さなカニが隠れていたり、遊び心も忘れない川村さんだからこそ、繊細なイラストのなかに人のぬくもりを感じます。
川村さんの作品は普段は印刷物で掲示されることが多いそうで、実は原画がそのまま掲示されるのは珍しいんです。貴重な機会が当店で実現することとなり私たちスタッフもとってもうれしいです。とくに川村さんのお気に入りは、白菜のビジュアル。「照明の当たり方もバッチリ!」だそうです。ぜひまじましと見てくださいね。
(「巨大ピザの宅配です」と笑って、畳一枚分ほどの箱で原画を届けてくださった川村さん。)
「作品は繊細なので、皆さまも作品にお手は触れず、大切に見守っていただきたいです」と川村さん。私たちもこのビジュアルが発酵するように熟していくのを見守りながら大切にします。
写実的なかっこよさのある川村さんの作品は、いざ貼りだしてみると親しみも湧いて私たちも気に入っています。長時間の作業、ありがとうございました!
そして、そんな素敵なブースに並ぶのは、〈発酵食堂カモシカ〉さんの商品たち。人気の「麹納豆」をはじめ、手前味噌やぬか床など、「命は命で元気になる。」をテーマに、手づくりされた発酵食品をいただくとほっとした気持ちになりますよ。
また、明日はリニューアルを記念してカモシカさんをお迎えしたワークショップ(こちらのイベントはご好評につき満席となりました。)、キッチンカウンターでは「麹納豆」のご試食、野菜ソムリエの先生考案のアレンジレシピのご試食もありますよ。
発酵って目には見えません。でも、食べると「なんだか懐かしいわぁ」と思わず口をつくようにほっとするのは、自然の力で生きている発酵においしい知恵と勇気を感じ取っているからなのかもしれません。
新しく生まれ変わった「漬」ブースで、川村さんのイラストを楽しみながら、私たちといっしょに「発酵ってなんだろう」をみつけませんか。ぜひ、お立ち寄りください。
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