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【京都山科】たんと食べてほしい、農家のスープ。|オープンまであと8日

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2019/10/24

 11月1日(金)にオープンする京都山科の地下1階にあるフードコートには、無印良品自慢のカレー厨房やおだしが香るうどん屋、昔なつかしいロマン焼きなど、さまざまなお店が立ち並びます。
 今日はそのなかでも、近隣の生産者自身が立ち上げた野菜たっぷりのスープ専門店『たんとスープ』をオープン前にひと足はやくご紹介。

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 たんとスープの展開を手がける大西さんは、自ら畑で野菜を育てながら、キッチンでスープづくりも行います。
 コンセプトは「食べるだけできれいに、健康に」。これは、体調が悪いときにサプリや薬に頼るのではなく、おいしい野菜から栄養を取り入れるようになってほしいという思いから。スープに入る野菜は全国にある自分たちの畑で、農薬を使わずに育てたもの。調理がメインの栄養士も畑の手伝いに参加していて、これにより野菜への愛情が深まります。

 スープのベースとなるのは、栄養食として近年注目されつつある「ベジブロス」。不揃いであったり傷のある野菜、また皮やへたなどから取ったダシで、一度冷凍することでさらにうまみを引き出します。調理の際には凍った状態のまま、お湯を張った鍋にドボンと浸け50分煮込む。さらに別の鍋で具材を炒め、そこへ煮込んだスープをざばっと投入、ここから各スープに沿った味付けを行います。野菜同様、調味料などに関しても無添加のものを使用。メニュー開発にはおよそ1年かかっていて、試食会の度に塩っ気や具の量、野菜の好き嫌いまで細かく意見交換を重ねます。

 おいしいスープの根底にあるのが「農業を通じて人と地球の健康を考える」ということ。薬に頼らない畑づくりは、周辺に木や水を残す大切な活動でもあります。一方で出荷の際、農家の多くは卸業者を介すため、利益が多いとは言えません。自分たちで育てて売る六次産業を成立させることが、業界の活気付けに繋がっていくと大西さんは考えています。

 京都府南丹市園部町にある畑のひとつは蛍の名所だといいます。「蛍はきれいな水辺に住み着く」そうです。それは、大地に薬を撒いていない証でもありました。

(京都山科 開店記念タブロイドより)

 

 この日試食用にいただいたのは、『山椒香る麻婆スープ』。
 野菜のだしってこういうことなのか! と食べてびっくりしました。「うまみ」とひとことでは言えないほど素材の力がぎゅっと詰まった具だくさんのスープです。唐辛子がぴりっと香って、ほうっとお腹があたたまります。
 セットで頼める玄米酵素ご飯も、もちもち・プチプチ・ほくほくといろんな食感が楽しめて、スープとの相性もぴったり。
 季節によって使用する野菜の種類が変わり、秋は玉ねぎと青梗菜。冬の九条ネギもとても楽しみです。


 大西さんは『たんとスープ』の立ち上げに、クラウドファンディングを利用しています。立ち上げを決めた大西さん自身の言葉や、京都山科でのくわしいメニューもリンク先からご覧いただけます。
 無印良品 京都山科は大西さんのように、私たち生活者によりよい食を届けるためにみずから考え行動する農家さんたちのこれからを応援しています。

 

クラウドファンディングのページはこちらから

 

 

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