天神大名

【天神大名】|MUJI standard lover file.7 雨やどりステーション

k.1

その他

2020/06/13

雨の湿った匂いがたちこめ、入口は改札まちのように、お客様が列をなしている。
梅雨の雨は時機嫌、街中だと地下にもぐればよいが、天神大名は地下から少しだけ離れている。
晴れた日には、街の喧騒さえも楽しめる距離だが、こんな雨の日は、足早に駆け込み、皆さんほっとした表情になる。
店内では携帯片手に待ち合わせの変更する方もいれば、グレーの空を見上げたままの方もいる。
少しばかり、賑わうのは雨具売場。
「いやー雨ひどいね」と苦笑いしつつも、買った折り畳み傘で果敢に雨に挑むお客様もいれば、衣服に纏う水滴に、「ハンカチじゃ無理ね」とタオルを買うご婦人も。
近くにコンビニもありながらも、無印良品を利用していただくのはとても嬉しい。
 
その日も雨の話題からはじまった。
そのお客様は、雨の日に天神大名に来るのが好きだといわれる。
足元悪い雨の中「ここに来れば、いつもよりゆっくり商品もみれるし、試着室もスムーズでしょう?お買物の後は、上にあるカフェで雨やどりがてら、ぼんやりと過ごせるのよ」と優雅な理由。
あわてて「あっ、でもお店側はゆっくりじゃだめよね?」と肩をすくめる。
確かに自分だったら?と想像してみる雨の日の過ごし方。
うんうん、いいかも。
 
ちょっと憂鬱な雨の日に、ほんの少し歩けば、レンガ色した「雨やどりステーション」
入場券はいりません。
 
k.3
 
今日のスタンダード
晴雨兼用軽量折りたたみ傘


無印良品 天神大名