デリエイデー [イデーのみ]

【Délier IDÉE 丸の内】【SIRI SIRI工房見学】

キービジュアル画像:【SIRI SIRI工房見学】

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2019/06/17

こんにちは。デリエ イデーです。
先日、丸の内店でもお取り扱いしているアクセサリーブランド【SIRI SIRI】の工房へお邪魔しました。
丸の内店でもファンの多いブランドなので、なかなか見られない制作風景など写真を交えてご紹介したいと思います。

今回、SIRI SIRIのアクセサリーの中でも人気の高い、耐熱ガラスを使用した作品の制作に携わっている八木原製作所にお邪魔しました。

SIRI SIRIのデザイナー岡本菜穂さんはブランド創設当初、ご自身のイメージを形に出来るガラス職人を探すのにご苦労されたそうです。苦労の末に出会った八木原製作所の八木原さんは、墨田区で三代に渡り理化学実験器具を作られているその道30年の職人さんで、アクセサリー制作とは無縁の方。アクセサリー制作のためにベネチアやアメリカのガラス作家のワークショップ等に自ら出向き、実験器具製作以外の技術をご自身で研究されたそうです。

SIRI SIRIの美しいガラスのアクセサリーが、こうした二人三脚の試行錯誤の末に出来上がったことに感動しました。現在、若手職人の育成にも力をいれているそうですが、今でも八木原さんにしか作れない作品もあり、そういった作品は量産出来ないうえ、繊細な仕上がりの美しさから人気も高いそうです。

工房見学の中で、人気商品でもあるDOTS earings(ピアス)の制作工程を実際に見せて頂きました。写真と合わせて少しご紹介したいと思います。

DOTS earings(ピアス)はガラスの粒が連なったフープピアスですが、ガラスの球を繋ぎ合わせていくのではなく、細長いガラス棒を溶かしながら球状にし、連続して連なった形にしています。

八木原さんは3種類の可燃性ガスと酸素の割合で、工程ごとにバーナーの火力を調整し、あっという間に真っ直ぐなガラス棒から球が連なった形に変えられました。これも、一朝一夕には出来ないことだそうです。

更に、球が歪まない程度に暖め直し、フープ型に曲げています。
最終工程は八木原さんが独自に工夫された門外不出の技術だそうです。

簡単なご紹介になりましたが、SIRI SIRIのアクセサリーは他にも江戸切子の職人や籐細工の職人など、日本の高い職人技術を使って作られています。実際にご覧になれば、SIRI SIRIのアクセサリーの美しさの裏側に確かな職人技術が見てとれると思います。

丸の内店には、新入荷のMOLAMOLAピアスも入荷しております。
SIRI SIRIのファンの皆さまも、ご興味持たれた皆さまもこの機会に是非ご来店ください!

デリエ イデー