みんなみの里

なまえのないねこ

【みんなみの里】なまえのないねこ | MUJI BOOKS「里山良本」

MUJI BOOKS

2020/11/20

 もし自分に名前がなかったらどうしただろう。
 きっと寂しくて、ひもじくてたまらなくなりそう。

 本作は「黒ねこサンゴロウ」シリーズの竹下文子さんと、「ネコヅメのよる」の町田尚子さんが送る、じんわり胸に迫る優しい絵本です。

 主人公は町中をさまようただの猫。靴屋の猫も、八百屋や本屋の猫もみーんな名前があるのに自分にはない。そんな猫はお寺の猫「じゅげむ」に自分でつければいいじゃないと言われて、探してみるのですが…
 果たして猫が本当に欲しかったものとはなんだったのでしょう。

 作中の名前が2つある喫茶店の猫は、町田さんの愛猫「白木」がモデルだし、ほかの猫たちも実在の猫がモデルになっていることもあって、猫のいる空気が大変リアルに感じられました。
 見返しには猫図鑑よろしく、猫たちがびっしり紹介されていて、4歳の娘は「このこかわいい!このこへんなかお~」と本文より熱心に眺めていました。
 
なまえのないねこ

 また、竹下さんは「世界中の猫も、ヒトも、みんないつか誰かと出会って、いごこちのよい場所をみつけて、幸せになれますように」と願っていて、保護猫や野良猫のことにも想いがゆきます。

 誰かを慈しむ心を揺り起こしてくれる絵本とコーヒーを片手に、心からじんわり温かくなってみませんか。
 
なまえのないねこ


文:竹下文子
絵:町田尚子
発行所:株式会社小峰書店

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