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時代に合わせて広がる、江戸切子の可能性

諸国良品

2016/06/10

東京の硝子産業は、18世紀初めに鏡・眼鏡・風鈴などを製造したのが始まりといわれています。明治に入ると新しい技術を欧米から導入し、地場産業として発展。そんななか伝統を受け継ぎ手作業で製造されたガラス製品は「江戸硝子」と呼ばれ、切子を施したものが「江戸切子」です。日本を代表する工芸品という印象の強い江戸切子ですが、廣田硝子では、日常遣いできる切子や女性に贈りたい切子など、江戸切子の持つ可能性を広げています。

江戸切子はもともと江戸のビードロ問屋が輸入品を模して作ったのが始まりといわれています。吹き成型によって作られている硝子生地が2層になっており、回転する円盤状のダイヤモンドの刃で硝子の表面を削って、模様づけをします。

薄い硝子を同じ深さで削っていくので繊細な力加減と技術が必要。「一品ものではなく、同じものを幾つも作れる技術が必要。一日中作業できるように、手に力を入れすぎてはダメ」と職人歴21年の職人さんは語ります。

また、削りに加えて、磨きの工程も重要です。最近は、手磨きの代わりに薬品を使って仕上げてしまうところも多いなか、熟練職人の手磨きによる作業はより一層シャープに仕上げることができます。

ちなみに赤や青などの色つきのイメージが強い江戸切子ですが、昔は透明ガラスに切子細工を施したものが主流でした。斜めに交差する織物をイメージした「あられ紋」が光の輝きを演出します。

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生産者紹介

  • 供給者画像:生産者名 廣田硝子株式会社

    生産者名 廣田硝子株式会社 詳細

    東京で最も古い硝子メーカーの一つといわれ、明治32年創業以来、硝子製品一筋に作り続けています。手間をかけて作る、温もりを持った硝子器を目指し、作品ではなく使ってもらえるものづくりに取り組んでいます。4代目の廣田達朗さんは「硝子という分野はぶらさずに食器以外も手掛けていきたい」と語り、江戸切子の万華鏡や、色硝子の代わりに会津漆を使った文鎮など新たな分野にも挑戦。国内外からの注目を集めています。

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