昭和4年初代主の大石栄次郎が、花巻温泉の源泉、台温泉入り口で乳牛の飼育を始め、自然の恵みいっぱいの乳を鍋で煮沸殺菌し地域で暮らす人々に配り始めたのが牛乳屋、大石乳業の始まりです。
スイーツが乏しかった昭和30年代に2代目主が自分の子供たちに牛乳を使い、健康的で美味しい「おやつ」を食べさせたいとの思いで90gの小瓶に手詰め作業でつくられていたヨーグルト。
当時牛乳のほか加工乳や乳飲料、発酵乳など多種多様な乳製品を製造していましたが、牛乳の消費量増加とともに牛乳中心の商売となり、時代の流れと共に商品も製造終了し、ヨーグルトのレシピも失われてしまいました。
「生乳(なまちち)ヨーグルト ベーシック」は、3代目主が幼少時代に食べたヨーグルトの味が出発点となっています。小さい時に食べておいしかったあのヨーグルトを、あの味を絶対いつか再現したい!そんな想いから、試行錯誤の日々が始まります。
様々なレシピを考えては試作を繰り返し、ようやく酸味と甘みの絶妙なバランス、口当たりが良くなめらかな食感、全体の風味、様々な要素が合致してあの当時の味を再現した、「なまちちヨーグルト」が復活誕生しました。
地域の方々と直接お会いして商品をお届けする宅配事業は、大石乳業がもっとも大切にしている事業の1つです。生乳ヨーグルトは、お客様からの口コミでファンを増やし、地域の方々と共に成長させて頂いた自慢の商品です。