自社農園で土づくりから、風味豊かな油づくりに

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諸国良品

2016/01/15

夏は胡麻、冬は菜種を栽培するクリーンベースちらんの広大な畑。そこの防風林としても活躍しているのが1000本を超えるヤブツバキ。土づくり、作物づくりを通してクリーンベースちらんがたどりついた答えが油づくりでした。温暖な鹿児島の気候に適した品種を栽培し、自社工場で素材の持つ風味を生かして搾っています。

収穫したての菜種の中には未熟なもの、熟したものが混ざっています。熟したもののみを使用した方が風味がよいため、色彩選別により熟したもののみを選別して用いています。

クリーンベースちらんの菜種油は一旦搾った油を濾過した後、お湯や塩を使って洗います。その後もう一度濾過。非常に手間のかかる工程ですが、その手間が黄金色の油を生み出します。

クリーンベースちらんで搾っているごま油は白ごまが原料。風味の良い白ごまの中でも栄養価の高い品種を使っています。「量は決して多くは取れませんが、この風味にほれ込んでいます」と西垂水さんは語ります。

銘茶の産地としても有名な南九州市知覧町。茶畑の中にひときわ目立つ草丈の畑。それが西垂水さんのゴマ畑です。ゴマだけではなく、冬場は菜種や椿も手掛けています。

クリーンベースちらんで搾っている椿はすべてヤブツバキ。冬に咲きほこり、翌年の秋にようやく収穫可能になる実を1個1個手で拾います。その中でもしっかり熟したものだけを選び、搾油から瓶詰まで一貫した体制で製造しています。

ツバキについてはすべて人の目で良い悪いを選別します。外皮が入ってしまうと雑味が発生してしまうからです。しっかり選別した後に蒸してから搾ります。

生産者紹介

  • 供給者画像:生産者名 クリーンベースちらん株式会社

    生産者名 クリーンベースちらん株式会社 詳細

    平成4年から南九州市知覧で堆肥づくりをはじめとした土づくりに取り組んでいます。平成19年に農業生産法人として組織化。自社でゴマ、菜種、椿の生産も行っています。平成24年には6次産業化の認定も受け、本格的に油づくりを始めました。何も足さない、何も引かない、シンプルでありながら、なおかつ皆様にご安心して召し上がっていただける製品づくりを心掛けています。(栽培責任者:山口正一)

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