収穫したての菜種の中には未熟なもの、熟したものが混ざっています。熟したもののみを使用した方が風味がよいため、色彩選別により熟したもののみを選別して用いています。
クリーンベースちらんの菜種油は一旦搾った油を濾過した後、お湯や塩を使って洗います。その後もう一度濾過。非常に手間のかかる工程ですが、その手間が黄金色の油を生み出します。
クリーンベースちらんで搾っているごま油は白ごまが原料。風味の良い白ごまの中でも栄養価の高い品種を使っています。「量は決して多くは取れませんが、この風味にほれ込んでいます」と西垂水さんは語ります。
銘茶の産地としても有名な南九州市知覧町。茶畑の中にひときわ目立つ草丈の畑。それが西垂水さんのゴマ畑です。ゴマだけではなく、冬場は菜種や椿も手掛けています。
クリーンベースちらんで搾っている椿はすべてヤブツバキ。冬に咲きほこり、翌年の秋にようやく収穫可能になる実を1個1個手で拾います。その中でもしっかり熟したものだけを選び、搾油から瓶詰まで一貫した体制で製造しています。
ツバキについてはすべて人の目で良い悪いを選別します。外皮が入ってしまうと雑味が発生してしまうからです。しっかり選別した後に蒸してから搾ります。