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テロワールを感じる“濃い梨”を目指して 

諸国良品

2019/10/18

島根県浜田市の梨生産者、ヨコヤマ農園(園主・横山堅二郎)さんは風土の味や香りが感じられるような、味の濃い梨づくりを目指しています。成分のほとんどが水分の梨にとって、“濃い”という形容は対照的。試食された方はまずそのことに驚くのだとか。梨の提供先は家庭から高級料理店まで。「自然と笑顔がこぼれる梨で、楽しい団らんのひと時を演出したい」との園主の願いは、食べた人から広がっています。

テロワールとは主にワイン等の生育地の地理気候による特徴を指す仏語。着果数を制限して滋味を集約するほか、地元産米ぬかや魚由来のアミノ酸を肥料にし、石見地方の肥と水と風土が育んだ梨「いわみの実」として栽培しているそうです。

島根は美肌県といわれますが、その秘訣は湿度の高さにあるそうです。梨もきめ細かでみずみずしく、雲海たなびく当地そのもの。「この梨を食べて頂いて、石見に思いをはせていただくのも楽しいのでは」と話しています。

「楽しい団らんの記憶って、そこにおいしいものがあったりしますよね」と話す横山さん。「除草剤は使ってないし、減農薬にも努めています。だけど、果物にとっておいしいってことが一番大事だと思うんです。団らんを演出する梨でありたい」

このため、光糖度センサーを導入し、最低等級のものでも糖度は11度以上で選果。「当園では11度を下回ることはほぼないですが、リピーターをがっかりさせたくない」との思いから全量検査しているのだとか。

また、「梨のおいしさは糖度だけではない」とし、肉質や水分量に関係する肌艶についても、厳しい基準で選果。地元産有機肥料や栽培方法へのこだわりと厳しい選果がおいしい梨づくりを支えているのですね。

味が濃い梨は調理をしても存在感があり、肉料理とも相性がいいそうで、都内の高級レストラン等では前菜として供されています。

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生産者紹介

  • 供給者画像:生産者名 ヨコヤマ農園 横山堅二郎さん

    生産者名 ヨコヤマ農園 横山堅二郎さん 詳細

    島根県浜田市旭町の梨生産者、ヨコヤマ農園の横山堅二郎さん。「いつも楽しい団らんの記憶と共に」をモットーに、“テロワールを感じられる濃い梨、自然と笑顔がこぼれる梨”づくりを心掛けているとか。「そんな抽象的なもの、と思うかもしれませんが、家庭のみならずプロの料理人にも求められ続ける食材であることがその指標になるのでは」としています。このため、数量に限りがありますが、産直価格で家庭用も提供しています。