キービジュアル画像:漁師直送 鴨川産一本釣りサバの干物

漁師直送 鴨川産一本釣りサバの干物

諸国良品

2016/03/11

千葉県南部東端に位置する鴨川市は、暖流黒潮と寒流親潮が交わる良漁場。四季折々に多種多様な魚介類が漁獲されています。中でも1月~3月にかけて鴨川近海を南下するサバは、脂の乗りがよく、市場では毎年高値で取引が行われ、漁師の中でも評判の逸品です。このサバの味ををより多くの人に知ってもらい、小型船漁業の活性化に繋げようと新たなチャレンジを起こす若者が現れました。

近年の漁業は、定置網漁やまき網漁といった大型の漁業が中心で、一度に大量の魚を獲るため、効率よく漁業がおこなわれますが、網の中で魚が内出血を起こすなど、鮮度の面では限界があることも知られざる事実。

それに対して、小型船漁業とは1~2人で船に乗り込み、様々な漁具を駆使して沿岸の魚を漁獲する伝統的な漁法で、少量ですが一本ずつ魚を釣るため良質な状態で魚を漁獲することができます。

大型船による混獲の影響から魚が減り小規模な小型船漁業は、長らく向かい風を受けていますが、今回ご紹介する一本釣りサバの干物は、この小型船漁業を活性化させうる、とあるアイディアから始まりました。

通常サバは、漁を終えると大、中、小と大きさに分けられてそれぞれの価格で仲買が買い取ります。しかし、400gに満たない「小小」サバは価格が安く、小型船漁師達はその半分以上を海に還してきました。

しかし実はこの小小サバ、シーズン中であれば、高価なサバと劣らず脂が乗って美味しいのです。また一本釣りで漁獲してすぐに干物にするため、海外産に比べて臭みがなく新鮮であることは言うまでもありません。

未利用だった小小サバを比較的安価に仕入れ、漁師自ら干物にして消費者に直接お届けするこの試み。サバは海外産には及ばないとお考えの方も、ぜひ一度お試し頂けたらと思います。

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生産者紹介

  • 供給者画像:生産者名 鴨川ひもの倶楽部

    生産者名 鴨川ひもの倶楽部 詳細

    鴨川ひもの倶楽部を始めた岡崎良平さんと中原敬司さんは38歳の鴨川漁港に所属する小型船漁業者。岡崎さんは代々引き継がれてきた漁家に生まれた生粋の鴨川漁師で、中原さんは京都出身で料理人の職を経て鴨川へ移住し漁師になりました。小型船漁業の不振をどうにか食い止めねばとアイディアを巡らせていたところ、2人の出会いによって、未利用だった小小サイズの美味なサバを自ら干物にしようという試みが生まれ、活性化への道を切り拓こうとしています。