無印良品の小屋 (A様邸)

- 時期
- 2023年5月
- エリア
- 非公開
- カテゴリー
- 小屋
- 業務範囲
- 小屋の販売
- #二拠点居住

森の中のサテライト
もともとタイニーハウスにとても興味があったとおっしゃるご主人様。
「実は海外移住も考えていたんです。でもそんなときに世界的パンデミックになってしまい、生活が一変しました。」
お二人の電車中心だった移動手段は車になり、海外旅行から国内旅行に比重が大きくなったそうです。
そこで海外移住から、別の拠点として、国内の古民家のリノベーションやコンテナハウスなどを考え始めたとおっしゃっていました。
国内を愛車で奥様と二人で旅行するうちに、森の中のサテライトがあったらいいな。と思ったそうです。
そんな話をなさっているときに、奥様が以前、無印良品有楽町店(現在は閉店)にあった「無印良品の小屋」を思い出されたのだと語ってくださいました。
「森のサテライトに、無印良品の小屋がぴったりだ!」

無印良品の小屋 最初の印象
コンテナハウスやタイニーハウスは、手軽に持てる住居として重要度が増している気がしていたので「無印はこう表現するのか」と思いました。
ログハウスのような小屋は欲しくなかった。
無機質なところが志向に対して完璧だった。
ミニマルで無駄がない。デザイン性も高い。
とお二人はおっしゃいます。
「和のテイストのモダンの行きつく処」
そう嬉しい言葉で評価してくださいました。


簡素な小屋の魅力
お二人の小屋はたった12㎡の空間に工夫を凝らし、トイレ、キッチン、お風呂が備わっています。
大きさが決まっているところで、どう水廻りを配置していくか、工務店の方と一緒に考えるところも楽しかったと、小屋が出来るまでの過程にも魅力も見出してしまったご夫婦です。
「海外旅行に行くのも好きでしたが、その中でも、ホテルの部屋が大好きだったんです。小さな部屋の中に全部がそろっている。あのミニマルさが大好き。だからホテルの小さな一室のようなこの小屋は、大きさもちょうど良いんです。」
そう語ってくれたのは、奥様です。
掃除がすぐに終わるのも小さな小屋の良いところ。
綺麗好きな奥様は、そう付け加えてくれました。
「住んでみてわかった事は、縁側を囲う壁のおかげで、音が横方向に漏れない事には驚きました。設計者は、ここすらも狙ってこの壁をたてたのかも!? と感心しましたよ。」
小屋の魅力は、住んでからもどんどん増えているようでうれしいです。


二拠点居住の住まい方
現在は仕事があるので本拠地に戻りますが、将来的にはこっちに住みたいくらいです。
とおっしゃるほど小屋生活にはまったお二人の小屋での一日の過ごし方を聞いてみました。
金曜日の夜、電車でやってきて温泉に行く時もあれば、そのまま小屋に直行して夜ご飯を作って食べる事もあるそうですが、小屋生活の始まりは夜とのことです。
「翌朝は起きてからキッチンでご飯を作り、釣りに出かけるのが、ここでの過ごし方です。
早朝と夕方の魚の活性があがるマヅメ時を考えて行動する、魚中心の生活です。」
と笑っていらっしゃいましたが、毎週、毛ばりを使った日本古来のテンカラ釣をたのしんでいるご様子。
釣りが終わってから二人で庭にテントサウナをたて、火おこしをしてサウナの準備をするそうですが、周りの電気が消え、真っ暗になったら、星明りとキャンドルでお風呂に入るという醍醐味もある素敵な過ごし方です。
※取材当時の夏の過ごし方です。秋以降は禁漁時期のため、のんびり小屋で過ごしたり軽い登山をしたりして楽しんでいるようです。

小屋をどのようにしたいか
今後、この小屋はどのようにするご予定かうかがってみると、隠れ家にしておきたいとのお返事がきました。限られた人だけがわかる隠れ家です。
そして近い将来、敷地内にもう1棟建て、ベッドルームにしたいとのこと。
「もう1棟建ったら自分たちの生活様式にはもうそれで十分です。」
素敵な考えです。本当に必要なものだけでミニマルに過ごす暮らし方に、ご夫妻がおっしゃるように重要度が高まっているのかもしれません。
「あとは、カスタマイズしていきたいですね。そして適度に無印のプロダクトを入れていきたい。」
小屋だけではなく無印良品への愛を感じ、嬉しく思います。
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