高嶺の森のコテージ | 宿泊施設

事例 No.038
時期
2021年11月
エリア
静岡県御殿場市
カテゴリー
宿泊施設
業務範囲
家具什器納品、設計・施工(MUJI HOUSE)
  • #FFE

『陽の家』に暮らすように泊まる旅のかたち

静岡県御殿場市の富士山の麓に広がる『高嶺の森のコテージ』。
自然に溶け込み、一棟貸し切りで、まるで暮らすように泊まることができる宿泊施設です。この宿泊施設は、「無印良品の家」の平屋『陽の家』で、株式会社MUJI HOUSEが設計・施工を手掛けました。
今回、私たちは扉を開けた先に広がる、開放感のある空間に合わせて、無印良品の家具や雑貨をしつらえました。ベッドやチェア、家電や小物は、実際に手に取って、お試しいただくことができます。

こころがまるくなる場所

コンセプトは『こころがまるくなる場所』。
宿泊棟では窓を開けると自然豊かな景色が広がり、外ではピクニックやバーベキューを楽しんでいただけます。ご来場いただいたお客様のこころがまるく穏やかに過ごせるように、との思いが詰まった空間になっています。
家具や照明もコンセプトに合わせて柔らかい雰囲気の「まるいデザイン」のものを中心に選びました。特に空間の中心には、人が自然と集まりたくなるよう、円にこだわり、オーク無垢集成材の丸テーブルを施設のために特注しました。実はこのテーブル、商品の特性もあって納品後に乾燥して天板に少しヒビが入ってしまったのですが、施設運営の皆様から「交換ではなく補修をして永く使いたい」と伺い、一緒に補修を行いました。
ぬくもりある天然の木は、正しくメンテナンスを行うことで使えば使うほど経年優化していきます。これからも大切に使っていただくことで、空間の中心で、永く様々な人のこころをまるくし続けてくれるのではないでしょうか。また、丸テーブルを制作した際の端材も各部屋のルームキー・キーホルダーやサインプレートとして再利用しています。

建築から雑貨まで無印良品を楽しむ

高嶺の森のコテージが営業を開始した2021年はコロナ禍ということもあり、以前のように旅行や外食ができずにいました。しかし全てが悪かったかというとそうでもなく、言い換えれば家で過ごす「いつも通りの暮らし」を見直すきっかけになったとも言えます。
『陽の家』の宿泊棟は「上質ないつもの暮らし」を体験できるよう、建築から箸やスプーンの小物雑貨に至るまで、あえて特別なことはせず「家である」ことを意識してコーディネートしました。サイズや色・素材を揃えることで普段の暮らしも、必然的に整っていくことを再発見できるかと思います。

“無印良品の家”と“空間設計部”によるリレーション

前述したように、高嶺の森のコテージは、建築から箸やスプーンの小物雑貨に至るまで無印良品の商品で構成しています。一般的に建築とインテリアは別で考えることが多い中、戸建てを販売するチームとインテリアを提案するチームが近い距離間で連動でき、同じ思想のもとで一緒に暮らし全体を考えているからこそ実現できた空間です。良品計画では「感じ良い暮らしと社会」を実現するため、これからも事業範囲を超え、お客様にとっての最適を提案し続けていきます。

■無印良品の家『陽の家』の詳細はこちら
https://www.muji.net/ie/

■宿泊のご予約はこちら
https://takane-cottage.com/

ご相談の流れ

  1. ご相談

  2. 現地調査

  3. コンセプトメイク・設計デザイン

  4. 見積もり・ご契約

  5. 施工〜お引き渡し

まずはご依頼ページよりお気軽にお問い合わせください。