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東洋の知恵を、いまの衣服に。

東洋に息づく情緒性や知恵、生活文化を生かし、伝統が素材やかたちとなって見えることをコンセプトに商品をつくりました。

伝統的な手織りのカディを現代に。 インドの文化 手紬ぎ手織り(カディ)

インドの伝統的な手織りの布です。
手作業で生地を織り上げるため、一つひとつ異なる仕上がりが魅力です。
布に残る手の痕跡はそのままに長期取組で手の届く価格を実現。
未来につなぎます。

人の手で紡ぎ、織っています。

機械を使いながらも人の手でゆっくりと紡いだ糸を使用しています。紡ぐ人や織る人の手加減で、同じ種類や色であっても仕上がりはまちまち。1つ1つが異なる自然な表情を持ち、そんな人の手の跡が見えるところが魅力です。

無印良品の綿

無印良品にとって、綿はもっとも大切な自然素材のひとつです。だからこそ、使う人だけでなく、つくる人にとっても良い素材でなければ真の「感じ良いくらし」は提供できないと考え、オーガニックコットンを使用することにこだわっています。

オーガニックコットンとは、3年以上農薬や化学肥料を使っていない土壌で栽培された綿のことを言います。世界の農薬使用量の約1/4が綿の栽培に使用されるといわれているほど、大量の農薬を必要とします。つまり、綿の栽培はそれほど、時間と手間がかかるのです。そして、大量の農薬が土地に滞留し、生産者やその周辺に暮らす人々、生物に多大なる影響を与えることは想像に難くありません。

2014年からは、商品開発者が実際に世界各地の産地へ訪問し、シーズンにより種付けや収穫を経験しています。オーガニックコットンの生産過程を知り、原料の大切さに対しての思いを深め、生産者とつながりながらものづくりをしています。2018年にほぼすべての衣料品の綿がオーガニックコットンになったことで、2019年からは商品名についていた『オーガニックコットン』の表記を外しました。

無印良品の綿は、あたりまえにオーガニックコットンを使用し、これからも使う人にもつくる人にもやさしいものづくりをしていきます。

寒暖差の大きい環境で育った麻に洗いをかけ、しなやかな肌触りと光沢を引き出しました。また、麻は水に濡れると繊維の強度が増す性質を持ち、着る、洗うほどにやわらかく深みのある風合いになります。あなたも麻の服をたいせつに育ててみませんか。

洗うほどにやわらかい

天然繊維の中でも特に丈夫な繊維といわれている麻。水に濡れると繊維の強度が増す性質で、使い、洗うほどにやわらかく深みのある風合いに変化する過程をお楽しみください。

丈夫でしなやかな麻

昼夜の寒暖差が大きく適度な湿度の大自然で、大切に育てられました。寒冷地だからこそ丈夫でしなやかな麻が生まれます。

環境にも生産者にもやさしく

衣料品ではオーガニック栽培の麻を一部の商品で使っています。生産者と共に、化学肥料も農薬も使わない麻を育てています。

ヤクウール

標高3,000m以上の高地で育つヤクは、厳しい寒さから身を守るために、しなやかで保温性にすぐれた毛を持ちます。
細い毛だけでなく、梳いたときに分別される太い毛まで、毛の特長を生かしながら、無駄なく活用しています。

ヤク Yak

ヤクは、標高3,000mを超える高原地帯に生息する牛の仲間です。2000年以上も前から、現地の人々のくらしを支えてきました。
肉は食用、乳は飲みもの、糞は燃料、角は薬など、その資源はさまざまな用途で余すところなく利用され、生活に根付いた重要なものとされています。

そのままの色を生かして

商品カラーの中でも、ダークモカブラウンは、ヤクの原毛そのままの色を生かしてつくりました。そのほかの一部カラーでは、原毛を染色する過程で本来の色味を生かすようにしています。
生きものたちが自然のなかで育んだ色合いやあたたかさを、そのまま分けてもらう。無印良品が目指す、ものづくりの在り方のひとつです。

なめらかに仕上げました

ヤクの繊細なウブ毛と、メリノウールを、繊維の太さを揃えた上で混紡し、なめらかな風合いの生地に仕上げました。 肌触りの良いニットの着心地をお楽しみいただけます。