空間企画 事例紹介 01MUJI BASE 光が丘

団地の中の空きスペース活用と、地域活性化

2020年12月3日、無印良品 東京有明の開業に合わせて、無印良品の法人窓口で「空間企画」のサービスを開始しました。
「空間企画」とは、街全体を“自分の住まう空間”と捉え、街なかの空きスペースの活用方法を考え、空間づくりを通じて地域を活性化していく、協創型のサービスです。
今回は、このサービス開始するきっかけの一つにもなった、良品計画社員のための短期宿泊型研修施設「MUJI BASE 光が丘」について、紹介します。

MUJI BASE 光が丘ができるまで

空間企画の流れ
具体的には
MUJI BASE 光が丘の事例では
相談
空きスペースについての相談をお伺いします
団地の空きスペースを活用したい
方向性の決定
状況を整理し、おおまかな方向性を一緒に考えます
社員向け研修施設として活用
空間企画のアプローチ①
空きスペース周辺の「地域」に着目し、地域やコミュニティとのかかわりしろを考えます
街歩きや地域の方との交流を通じた、地域の情報収集
空間企画のアプローチ②
空きスペース「拠点」に着目し、使う人たちのかかわりしろをつくります
社員による空間づくり(運用ワークショップと内装DIY)
空間企画のアプローチ③
空きスペースの「地域」と「拠点」をつなぎ、空間の「使われかた」を企画します
地域とMUJI BASE 光が丘をつなぐ持続的な運用
完成
空きスペースを、かかわる誰もにとって、役に立つ空間につくりあげます
共創してつくり地域に開かれた社員研修施設

空間企画の流れ

相談団地の空きスペースを活用したい

2018年8月、都内のゆりの木団地という場所で、9年間、空きスペースになっていた、元・福祉施設の空間活用を考えてほしいと相談をいただきました。

方向性を一緒に考えます社員向け研修施設として活用へ

ディスカッションを重ねた末に、躯体はいじらず、空間をリノベーションして、私たちを含む株式会社良品計画の「社員のための研修施設をつくろう」ということが、漠然としたテーマとして決まりました。

アプローチ① 地域やコミュニティとのかかわりしろを考えます街歩きや地域の方との交流を通じた、地域の情報収集

「社員のための研修施設」という機能を仮に定めたあと、より使い方やテーマを深めるため、まず行ったのが、地域を知るための「街歩き」です。

歩いてみると、この地域は東京の中でも特に大規模な集合住宅地になっており、公園、学校、福祉施設等のスペースが多く、こどもたちの声も良く聞こえてくることに気づきました。
また日中、団地内にある商店街では、年配の方や主婦のみなさんがおしゃべりをしていたり、スーパーで買い物をしたりと、日常的に過ごしていました。

そのような風景を見て、地域の方はどういう場が必要なのだろう、と考え、この地域に住まわれている方へのヒアリングも行いました。

「みんなで集まって過ごす場所があまりない」「日中、一つ楽しみを見つけていきたい」といった、前向きに地域の方と交流する機会を求めている声や、「自治会が年々高齢化していて、参加する人も減り、大変だ」「大きな地震あったとき、隣の人の顔もわからず、避難や統率に苦労した」といった、苦労した体験談も多く、伺いました。

このように、地域のみなさんと直接、会話を重ねるうちに、このエリアでの地域交流の場の必要性を再確認し、私たちが考えている研修施設を「地域に開かれた、社員向け研修施設」として、目指す方向性をビジョンとして、絵を描きました。

目指す“絵”が決まったあとは、リアリティを伴った空間づくりを進めるために、とにかく「地域に巻き込まれ」ていきました。

当時、定期的に行われていた祭りなどの活動に、私たちも参加し、その体験を通じて、必要な拠点の在りかたを、日々、会話をして考えました。

アプローチ② 使う人たちのかかわりしろをつくります社員による空間づくり(運用ワークショップと内装DIY)

次に、研修施設を使う側である良品計画社員に向けて、「みんなでつくる」というプロセスを設けました。

内装を進める際に、社員自身が使い方やレイアウトをみんなで考え、自分たちでDIYを行い、場をつくっていく社内イベントとして企画したものです。
主体的にかかわる機会を設けることで、自分たちが今後も愛着を持って、この空間をしっかりと活用していくことを目指しました。
一部、床も自分たちで張っています。

完成した空間は、元・福祉施設という開放的な共用部を活かし、研修や集中して仕事をするだけでなく、食事を楽しむ、談話する、スポーツ観戦をする、など、多様的なな使い方ができる汎用性のある場につくりあげることができました。
また、DIYを取り入れたことで、コストも最小限で抑えています。

また、居室部分は、社員向けの短期宿泊スペースとして、リノベーションしています。

アプローチ③ 空間の「使われかた」を企画します地域とMUJI BASE 光が丘 をつなぐ持続的な運用

そして最後に、地域でくらす人たちと、この空間を使う人たちを結ぶプロセス「みんなで考えて、使ってみる」を進めました。

こちらは、研修施設としての空間リノベーションが完成したあとに、この場の使われ方について、地域のみなさんと良品計画の社員が話し合う機会を設けたことです。“お茶の間会議”と称したワークショップも開催しました。

また、団地でくらすみなさんに、無印良品のホームページ上で掲出したイベント情報を接点として集まっていただき、フードシェアの取り組みとして、食材を持ち寄り、料理をつくる活動なども行いました。

その後、この地域では、隣接する商店街の空きテナントに、小さな集会スペースを持った小型店「MUJI com ゆりの木商店街 光が丘公園」を出店し、このお店にイベント企画などのハブ機能を持たせることで、「地域に開かれた、社員向け研修施設」としての連携を、さらに深めています。

このように、無印良品は空間企画のサービスを通じて、今後さらに加速するくらしの変化と地域の課題へ、生活者の目線で向き合い、空きスペースの活性化を目指して、共創型の活動を続けていきます。

承り店舗

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無印良品 東京有明

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