食で感じる「年末年始」

食で感じる
「年末年始」

今年も残すところ、あと少し。
年末年始は行事も多く、地域ごとの風習も色濃く残り「うちの地元のおせちは」や「私の地元のおぞうには」なんて会話も聞こえてきます。
年末年始行事の「いわれ」や「食文化」は歴史も古く、実に興味深いものです。

長寿健康を願う
「年越しそば」

江戸時代に始まった習慣と言わる年越しそば。
そばが細く長いことから「長く元気に過ごせるように」との願いをこめて、
また、そばがほかの麺類よりも切れやすいことから、苦労や厄災を断ち切るといったげん担ぎで食べられるようになったそうです。

越前蕎麦のイメージ画像

日本の「そばどころ」で外せないのが福井県の「越前蕎麦」。
武生製麺では、「おいしいそばを作るには原料から」と地元福井県内と北海道美瑛町で、そばの栽培から収穫・製粉・製麺までこだわって自社で製造しています。風味・甘味の強いそばの実を製麺する直前に自家製粉して仕上げたそばは、噛めば噛むほどそばの風味が存分に味わえる太めの平打ち麺で強いコシが特徴。つゆも鰯・鯖・鰹削り節から出汁を取り2種類の醤油などをブレンドするなどこだわり、そばをしっかり引き立てます。

年越しそばを楽しむ

節目に囲む
「おせち」に込めた願い

おせち起源は、弥生時代に季節の節目に豊作の感謝として収穫したものを神様にお供えしていたことにあるそうです。
やがて平安時代には季節の節目である「節句」に食べられる料理となり、徐々に一番初めのお正月に食べるご馳走が「おせち料理」として定着しました。

だるまれんこんの収穫風景

おせち料理には、そのひとつひとつに豊作や長寿健康、子孫繁栄、金運上昇、邪気払いなど様々な願いが込められています。
断面に空いた穴から先が良く見えることから、「将来の見通しが良い」縁起物として、お正月や慶事には欠かせない食材「れんこん」。長岡市の中之島大口地区でつくられている「だるまれんこん」は長岡野菜にも指定されている在来品種。10月以降に収穫を迎える晩生の品種で、台風を乗り越え、地下でじっくり育ったれんこんは肉厚でシャキシャキとした歯切れのよい食感は格別です。

おせち・お正月料理に
おすすめ

本格的な「だし」を手軽に

そばつゆやおせち料理をはじめ、和食に欠かせないのが「だし」。
料理や地域によってかつお、こんぶ、にぼし、しいたけなどが使い分けられ、その旨みと風味が食材の味を引き立てます。
また、だしを組み合わせることによって、旨みが掛け合わされて相乗効果が生まれます。

NICATAのだしの製作風景

NICATAのだしは元禄時代から続く、昔ながらの手間と時間のかかるこだわりの製法で丁寧に作られています。塩などの余計なものを加えずに作る事ので、繊細な味を必要とするプロの料理人に重宝されてきました。そしてプロの料理人に限らず、健康食や離乳食にも最適です。使いやすいパック型のだしなので、簡単に本格的なだしを楽しむことができます。

味の決め手に

おせちのイメージ

日本にはたくさんの行事や風習、それにまつわる食文化が残っています。
大切に継承され、そして少しずつ時代とともに変化しながら現代に残るこれらの食文化を、楽しみながら次の世代に残していきたいものです。今年の年末年始は、諸国良品と一緒に準備して過ごしてみませんか。