空間企画 事例紹介 02宮崎県日南市 ゆるやかな移住プロジェクト

空間企画 事例紹介 02 宮崎県日南市 ゆるやかな移住プロジェクト 空き家活用と、地域活性化

空き家活用と、地域活性化

2020年12月3日、無印良品 東京有明 の開業に合わせて、無印良品の法人窓口で「空間企画」のサービスを開始しました。
「空間企画」とは、街全体を“自分の住まう空間”と捉え、街なかの空きスペースの活用方法を考え、空間づくりを通じて地域を活性化していく、協創型のサービスです。

今回は、宮崎県日南市の『ゆるやかな移住プロジェクト』について、紹介します。

ゆるやかな移住プロジェクトができるまで

空間企画の流れ
具体的には
日南市の事例では
地域課題
空きスペースについての相談をお伺いします
日南市が移住施策について募集
方向性の決定
状況を整理し、おおまかな方向性を一緒に考えます
プロポーザルに参加して、無印良品の考える施設改修の素案で決定
空間企画のアプローチ①
空きスペース周辺の「地域」に着目し、地域やコミュニティとのかかわりしろを考えます
街歩きや地域の方へのインタビューを通じた、地域の情報収集
空間企画のアプローチ②
空きスペース「拠点」に着目し、使う人たちのかかわりしろをつくります
移住検討者が快適に過ごし、地域とのかかわりを持つことができる空間づくり
空間企画のアプローチ③
空きスペースの「地域」と「拠点」をつなぎ、空間の「使われかた」を企画します
地域と移住促進住宅、移住検討者をつなぐ運用企画(Webでの情報発信、アンケート実施、トークショーなど)
完成
空きスペースを、かかわる誰もにとって、役に立つ空間につくりあげます
地域に開かれた移住促進住宅の完成、運用開始

空間企画の流れ

地域課題日南市が移住施策について募集

宮崎県日南市より「地域での新しいくらし方」について検討する事業の募集がありました。日南市では人口減少が大きな課題となっています。また、私たちの生活環境が変化していく中で、地方での移住やくらし方に対しても、関心が高まっています。移住に対する壁を取り除き、移住者を増やすためにはどうしたらよいかを考えていくことにしました。

方向性を一緒に考えますプロポーザルに参加して、無印良品の考える施設改修の素案で決定

今回のプロジェクトは、プロポーザルによる選考でした。日南市では、空き家となっていた住宅を移住促進住宅として使用しているのですが、その住宅を通じて移住者をさらに増やすために、無印良品らしさを取り入れた空間の改修の提案をしました。また、住宅をただ改修するだけでなく、移住を検討している県外の方へWebメディアを活用した情報発信や、アンケートの実施なども併せて提案しました。その結果、無印良品の考える素案が選ばれました。

アプローチ① 地域やコミュニティとのかかわりしろを考えます街歩きや地域の方へのインタビューを通じた、地域の情報収集

素案の確定後、まずは実際に日南市へ足を運び、日南という地域を深く知るために「街歩き」と「地域の方へのインタビュー」を行いました。

最初に向かったのは、今回改修を行う移住促進住宅です。日南市南郷という地区にあり、都心ではなかなかないような広々とした庭付き平家の一軒家です。日当たりも良く、窓からは海が見えるとても良い場所にあります。ですが、築30年という年月と過去に空き家だったこともあり、実際に見てみると、改善点が見えてきました。

続いて、南郷地区の街歩きをしました。移住をして実際に生活をした時に、どんなお店や施設があると便利なのかを考えながら、スーパー、直売所、日用品店、公園、公共施設などの生活インフラを確認していきました。

そして、日南市にくらす地域のみなさんにも協力をしていただいて、インタビューも行いました。

  • ・日南市の移住相談を受けている、移住定住コンシェルジュの市浦さん
  • ・空き家の相談窓口となり、空き家カウンセラーをしている河野さん
  • ・日南市の魅力に惹かれて移住をした杉本さん、森谷さん夫妻
  • ・日南市出身の井上さん、山下さん

このように様々な方にお話を聞くことで、日南市の魅力や地域性について詳しく知ることができました。

アプローチ② 使う人たちのかかわりしろをつくります移住検討者が快適に過ごし、地域とのかかわりを持つことができる空間づくり

日南市の移住促進住宅を実際に見て、出てきた改善点や、地域の方から聞いたお話を基に、移住を検討している方が快適に過ごすことができて、地域ともかかわりを持つことのできる住宅をプランニングしていきました。

そうして完成した空間がこちらです。
メインのリビングには、窓から海が見えるとても良いロケーションを活かし、開放的な気分で仕事ができるテレワークスペースを新たにつくりました。
床材には自然素材からできている麻畳や木フローリングを取り入れました。また、ローテーブルは可動式で自由にレイアウトを変えることができます。

老朽化していたキッチンも無印良品のキッチンに入れ替えました。玄関には周辺のスーパーや飲食店などの移住者目線で必要なスポットを記したマップを設置したり、周辺を気軽に散策できるように自転車も設置しました。また、テラスには外でくつろぐことのできるウッドデッキをつくるなど、移住体験をする方が、感じ良く過ごすことのできる、さまざまな工夫をしました。

また、今回のプロジェクトでは「みんなでつくる」というプロセスを設けていて、テラスのウッドデッキのやすりがけやオイル塗装をするワークショップを開催しました。日南へ短期留学という形で滞在をしている、他県出身の大学生のみなさんが参加してくださり、一日できれいなウッドデッキが完成しました。

アプローチ③ 空間の「使われかた」を企画します地域と移住促進住宅、移住検討者をつなぐ運用企画

そして、移住促進住宅の改修と並行して、無印良品のWebメディアを通じて、「移住に関するアンケート」を行ったり、「ゆるやかな移住プロジェクト」を連載記事にして、無印良品 東京有明 のおたよりにて配信、日南移住者の杉本さんによる連載記事をローカルニッポンにて配信するなど、日南市と移住検討者が繋がりをもつきっかけとなるような企画を打ち出していきました。

さらに、無印良品 東京有明 では、移住を検討している方や興味のある方に向けて、移住促進住宅のオンラインルームツアー、日南移住者の方によるトークショーなどのイベントも開催しました。

そして、2021年3月末に完成した移住促進住宅ですが、早速リニューアル後最初の移住予定者の方が入居されました。「とてもきれいでびっくりしました」と、喜んでくださっていたそうです。

『ゆるやかな移住プロジェクト』はここで終わりではなく、今後も日南市と連携をしながら、日南への移住者を増やすための企画をさらに深めていきます。

このように、無印良品は空間企画のサービスを通じて、今後さらに加速するくらしの変化と地域の課題へ、生活者の目線で向き合い、空きスペースの活性化を目指して、共創型の活動を続けていきます。

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