こんにちは。
CafeMUJIピオレ明石です。
ぐっと朝晩は冷えるようになり、通勤途中に見かける木の葉っぱも色づく季節になりました。
さて、そんな自然の豊かさを感じるのにちょうどいい季節のとある日、丹波篠山のにじいろ農園さんに訪れました。
CafeMUJIの定番ドリンク、黒豆茶はご存知でしょうか。
今回はそちらの生産者である、にじいろ農園の小澤さんのもとを訪れました。
明石から車で約1時間、大きな山々や田んぼといった、昔懐かしいような、ほっとするような景色が目に入ってきます。
道中のいちょう並木がとてもきれいでしたよ。
そしてさらに40分ほど車を走らせたら、にじいろ農園さんに到着です。
さっそく、黒豆茶の元となる黒豆を育てている農園へ。
目の前にどーんと広がる、黒枝豆たち!
丹波篠山の地は、盆地であるため栽培に適している気候なのだそう。
おいしい黒豆をつくるヒントは土にあり。
土の質や、種を蒔く時の土の盛り方、根粒菌(こんりゅうきん)などキーワードがたくさんありました。
その中でも根粒菌は、私も初耳な情報だったのでみなさんとシェアしたいと思います。
写真についてる丸いつぶつぶ、わかりますか?
根っこについている丸い粒が根粒菌です。
この根粒菌、なんと枝豆と共生しているのだそうです。
根粒菌は、土の中の窒素を枝豆に送り、枝豆は、光合成をしてできた炭水化物を根粒菌に送りあっているのだそう。こうしたよい循環がある土は、とても豊かでよい香りがしました。
そして、枝豆を実際に見せていただきました。
みてください!すごくおっきいんです。見た目から大きいですが、中身もぎゅっと詰まった大ぶりの枝豆です。
ここである疑問がでました。
目の前にあるのは枝豆だけど、黒豆はどこにあるんだろう。
「小澤さん!枝豆と黒豆は違うんですか??」
みなさんはわかりますか?緑色の豆の枝豆と黒色の豆の黒豆、はたして一緒のものなのでしょうか。
正解は、枝豆も黒豆も同じものでした。
緑色から、だんだんと日が経って焙煎をすることで色が変わって黒豆になるのだそうです。
緑色の枝豆と、黒色の黒豆、そもそも種類が違うのかと思っていたのですが、それは焙煎の違いなのだそうです。
このように刈り取った枝豆は乾燥させてから焙煎をすることで、黒豆茶のもととなる黒豆へと育っていきます。
写真の奥側から手前の枝豆にかけて、色が緑から茶色く変わっていますよね。
この手前のものの中身が、わたしがずっと想像していた黒豆です!!
小澤さんは、おいしいもん食べてたらみんな幸せになるとお話してくれました。
たくさんお話をうかがう中で、農と食は私たちの暮らしや世界の食料問題など、たくさんのことに密接に関わっているのだなと改めて考えるきっかけにもなりました。
そんな小澤さんの愛情とこだわりがたくさんつまった黒豆茶。
CafeMUJI店内はもちろん、ご自宅でも楽しんでいただくこともできます。
ノンカフェイン・無農薬の黒豆茶は、おやすみ前にもおすすめですよ。
ぜひ、秋の味覚と一緒に黒豆茶をお試しくださいね。