こんにちは。革靴が大好きな店長です。
二週にわたって、「上本靴店」のご紹介と上本さんに教えていただいた靴のお手入れの方法をご紹介しました。
今回は、無印良品のシューケア用品を使って、実際に靴のお手入れをご紹介します。
実は無印良品でもシューケア用品を多数ご用意していて、靴の本格的なお手入れをすることができるんです。

上本靴店で靴のケアをお願いされたお客様が無印良品に来店されて、靴べらやシューキーパーを買っていかれることもあるんですよ。
それでは、実際にやっていきましょう。
①ほこりを落とす
家に帰って、靴を脱いだらブラッシング。
一日中履いてついた砂やほこりを落としましょう。
その名も、「ブナ材くつホコリ取りブラシ」を使います。

ほこり取りに最適な毛足の長い馬毛を使用しています。
まるでほうきのように、靴の隙間までしっかり汚れを落とすことが出来ます。

そして、こちらのブラシの最大の特徴は、柄がついていて引っ掛けられること。
私は下駄箱の横にフックを付けて、ブラシと同じ素材のくつべらを並べて掛けています。
このように手に付く所に掛けておくと、靴を大切にするために欠かせない2つのこと
・靴を履くときにはくつべらを使う
・靴を脱いだらブラシを掛ける
が習慣になるのでおすすめです。
②シューキーパーを装着する

天然皮革の靴は特に、脱いだ後そのままにしてしまうと、型くずれを起こしてしまい、革がひび割れる原因となってしまいます。
そうならないために、一日履いた靴はしっかりとシューキーパーを使って保管しましょう。

「レッドシダーシューキーパー」を装着します。
一日履いて出来た皺を伸ばすことを意識して、少し強めに「カチッ」と装着します。
無印良品のシューキーパーはレッドシダーを使用していますので、靴の湿気をしっかりと吸収してくれて、消臭効果も期待できます。
さらに女性用サイズも用意しているので、革のローファーやブーツなどを長く愛用したい女性の方にもおすすめです。
③汚れを落とす

上本さんがシューケアで一番大切な工程とおっしゃっていた、汚れ落としの工程。
ブラシでは落としきれない汚れをクリーナーを使って落としていきます。
今回は、「携帯用靴みがきシート」を使います。

こちらはウェットシートのように汚れ落しの成分が不織布に染み込んだシートになっています。
一枚を手にとり、力を入れすぎずに全体を拭き掃除していきます。
携帯に便利なサイズなので出張や旅のお供にも便利ですね。
私は出張や旅行で何足も靴を持って行く事が出来ないときは、こちらの携帯用靴みがきシートと、シューキーパーだけは持って行って、ケアをしています。
④クリームをつける&磨く

続いては靴に栄養を与えます。
「ブナ材くつみがきブラシ」と「くつクリーム・クロス付き」を使用します。
くつクリームを少量とり靴に塗ります。
ハンドクリームを手に塗る要領で靴全体に塗っていきます。

無印良品のくつクリームは無色のクリームです。
色柄を問わず様々な種類の靴に、ロウ分も少なめなので
カバンや革張りソファのケアにも使用できますよ。
たくさん付けすぎると、汚れの原因となり返って逆効果です。付けすぎに注意しましょう。

ある程度全体に塗れたら、くつみがきブラシでブラッシング。
くつみがきブラシはコシのある豚毛を使用しています。
クリームを細部まで行き渡らせると共に、余分なクリームを豚毛が吸い取ってくれます。
革をマッサージするつもりで丹念にブラッシングしてあげましょう。
ブラッシングが終わったら最後に磨きの工程です。
余分なクリームを拭き取り、靴全体にツヤを出していきます。

くつクリームに付属しているクロスを使用します。
こちらを手に巻いて磨いていきます。
あまり強く擦りすぎずやさしく磨いていきましょう。
靴に自然なツヤが出てきますよ。

以上で靴のお手入れは完了です。
上本さんに教えていただいたシューケアの工程を、無印良品のシューケア用品を使って実践してみました。
プロのシューシャイナーが行うような、眩しいくらいにピカピカな仕上げまでは出来ませんが、自然に気負わずシューケアをやってみるにはちょうどいいのではないでしょうか。
なにより自分でケアをした靴は以前よりも愛着が湧いてきますね。

みなさんも、靴のお手入れに挑戦してみませんか?
また、靴のケアで困った事や分からないことがあれば、星プラザの「上本靴店」のシューケアコーナーを訪ねてみてくださいね。
靴を愛するシューシャイナーが、親切に熱心に応対してくれますよ。
無印良品 ゆめタウン下松