こんにちは。
最近の「さんぽ」は、梅雨入りして雨が降ってばかりいたので外に行けず、「駅中さんぽ」になっていました。
今回の「さんぽ」は、雨が降っていなかったので久しぶりに外にお出かけして来ました。
そして、今回から新シリーズ『二葉山山麓 七福神めぐり』です!

第一回目は、饒津神社(恵比須天)へ行ってきました。

広島駅北口から歩いて20分で到着。
バスに乗っている時に横を通り過ぎた事は何度もあったのですが、実際に来たのは初めてで、到着して入口から中を見たときには、こんなに奥行きがあって、広い空間になっているとは想像していませんでした。

饒津神社(にぎつじんじゃ)
ー天保6年(1835年)、広島藩9代藩主浅野斎粛(なりたか)が創建したもので、藩祖長政を祭る。
江戸後期にあって、始祖を祭り、かつ壮大な社殿を造営したことで、衰えかけた藩内の士気をたかめ、領民に勢威を示そうとしたものと考えられる。
本殿に向かう敷石の両側には100基を超える家臣の寄進した石燈籠が並んでいる。ー

中へ進むと、大きな松の切り株が目に飛び込んできました。
良く見ると、その松は〝被爆樹木″で、1945(昭和20)年8月6日の原爆にも耐え、生き残った松だったのです。
そう、ここ饒津神社は爆心地から約1,800メートルの距離に位置し、原爆の炸裂による強烈な爆風のため、本殿や唐門などの建物が一瞬にして破壊されました。
その直後本殿から出火し、他の建物も次々と延焼していきました。
爆風により、境内の樹木は吹き飛ばされ、参道の石灯籠も倒されました。
境内には、燃え盛る市内から大勢の人々が避難してきて、臨時の救護所が設けられたという歴史がありました。
こんなに近くにいながら全く知らずに生活していました。
大変、勉強になりました。

そのまま、まっすぐ進み、高さ8メートルもある大きな鳥居の下を通り抜けます。

歩いていると、左手に手水舎があるのでしっかりとお浄めしました。

お浄めして左の奥の方に、七福神めぐりの〝恵比須天″の像がありました。

お参りをして、拝殿へ向かいました。
こちらでも、しっかりお参りを済ませました。

普通の神社の本殿・拝殿は向かって正面に建っていますが、饒津神社の本殿・拝殿は斜めを向いています。
なぜだか分かりますか?
なぜなら、広島城の方角を向いています。神社で祀っている藩主が子孫を見守るように鎮座されております。
高い建物がない頃は神社から広島城を眺めることができたそうです。
最初にお参りした神社で、色々と勉強になるこや発見が沢山ありました。
次の七福神めぐりも楽しみです。

皆の衆、次回も楽しみに待つのじゃよ! ー恵比須天よりー
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