(閉)イオンモールとなみ

【イオンモールとなみ】 伝統工芸「福野縞」

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2023/03/06

無印良品イオンモールとなみが「地域の伝統」をご紹介する第二弾は、富山県南砺市福野地域の伝統工芸「福野縞」です。
 
織機

福野縞は落ち着いた色を基調とした細い縞模様が特徴の織物です。
江戸時代後期から生産が始まり時代とともに製法が発展し、呼び名も桟留縞、菅大臣縞、双子縞等と変化してきました。
昔は自分たちの衣服を自給自足することが当たり前でした。
柄を決めるときの参考にするためにこのようなサンプル帳がどこの家にもあったそうです。
 
表紙
 
中

明治、大正、昭和と福野の産業や文化礎を築いてきた福野縞ですが、時代の流れの中で昭和50年以降は生産されなくなりました。
「福野縞の会」は福野縞の再生を通して当時の文化や歴史の一端を次世代へ伝承したいとの想いから立ち上げられました。
商品づくりを通して地域の人たちが繋がることで、町の賑わいづくりにも貢献されています。
 
お二人

スタッフも練習用の糸で体験させていただきました。
両手両足の動作のタイミングが会の方のようにはいきませんでしたが、優しくアドバイス頂き徐々にリズミカルに織れるように。
時間を忘れて「トントン」と夢中で織り進めていくうち、時代をさかのぼっていくような不思議な感覚に包まれました
 
体験

こんなに素敵なスタッフ作の福野縞織物が出来上がりました。
 
スタッフ作品

糸を整え、布を織り、加工する。
全てが手作業で行われ、ネクタイや小物入れ、ペンケースなど様々な商品が販売されています。
 
紡ぐ

高齢化や後継者不足という課題を抱えながら「現代の人にこの伝統をどう伝え、生かしていくのか、次世代へ向けてのあり方も考えていきたい」とされています。
また今後は福野縞の伝統を形として残し多くの方に手に取っていただくために、布を加工してくれる人材の発掘と育成にも注力されます。

地域内にある高校では、福野縞を使って作った座ぶとんを駅に寄付をする活動をしています。
若い方、駅を利用される方にも伝統を感じていただくことで、福野縞はたくさんの想いをつないで地域に愛されています。
 
おり機

原則、毎週火曜日と金曜日の19時から21時まで活動されています。
更にイベントやお祭りの開催に合わせて、機織り体験や福野縞製品の販売会も実施されています。
ご興味をお持ちの方は是非お問合せください。

旧有川呉服店   0763-22-8700
〒939-1567 富山県南砺市福野(上町)1615
 https://instagram.com/fukunojima?igshid=YmMyMTA2M2Y