みなさん、こんにちは。
先日もお伝えしました「麻(リネン)」について、今回も少しお付き合いください。
無印良品の麻には一部ではありますが、「オーガニックリネン」を使用しています。
オーガニックのものと、普通のリネンやコットンでは、何が違うのでしょうか。
イメージでは、「肌触り」が違うのではないか、と考えられることが多いと思います。
実は、品質そのものには大きな違いはありません。
では何が違うのか、簡単に言いますと「地球環境」に優しいと言うことが挙げられます。
農薬を使わないということは、その生産過程で排出されるCO₂や土壌、そこに住む生物への悪い影響を削減することができるからです。
また、その農薬を使用する生産者の方の健康も守られることにつながっていきます。
ですから無印良品は、生産者の方と共に、化学肥料や農薬を使わない麻を育てていき、今後もオーガニックの麻の使用率を上げていきたいと考えています。
オーガニックの麻についてのちょっとしたお話でした。
さて、麻でできた商品の表面を目をこらしてご覧になったことはありますでしょうか。
良く見ると気になるところが・・・
糸のほつれ?ひっかきキズ?
実はこれ、商品不良ではありません。
麻商品の特徴なんです。
麻(リネン)は、茎の繊維から作られています。
そのため、繊維自体が不均一な太さになってるのが繊維構造の特徴となっています。
細い糸であったり、太い糸があったり・・・
この糸のフシのことを「ネップ」と言います。
ネップのこのまだらな風合いが素朴な表情を見せてくれます。
それは天然素材としての良さでもあります。
ぜひ、お手持ちの麻の衣服を見てみてください。
ネップ。
無印良品 イオンモール旭川西