今回は、3月9日(土)に開催された、赤ベコ絵付け体験のワークショップのイベントレポートです。
赤ベコは、福島県会津地方の郷土玩具です。
「べこ」は会津の言葉で「牛」を意味します。
400年以上前、会津の足場が悪い山奥でお寺を建てるときに1頭の赤毛の牛が現れ、大活躍したそうです。
そして完成したお堂の前で、その赤毛の牛は一夜のうちに石となり寺院の守り神になった、という伝承をもとに、赤色で牛(べこ)の張子が作られたといわれています。
その後、会津地方に疫病が流行したときに、この赤ベコを持っていた子供は病にかからなかったことから、厄除けやこども守りとして広まったそうです。
今回絵付けしてもらった赤ベコは、会津で残り2軒となった赤ベコ張子を作っている工房「民芸処 番匠」様にご協力いただきました。
現地では筆で絵付けを行っていますが、このワークショップはカラフルにポスカペンを使っての絵付け体験です。

みなさん楽しみながらオリジナリティあふれる赤ベコを作っていました。


今回のワークショップを開催した経緯としては、8年前の3月11日におきた東日本大震災の被災地となった福島県のことを知ってほしい、ということがあります。
赤ベコを通して福島について知ることができてよかったです、というお言葉も聞くことができ、私たちもうれしく思っています。
無印良品 イオンモール大高