先日開催した、「ベニバナでハンカチをピンクに染めそう」ワークショップのイベントレポートです。
講師は京都光華女子短大のお仕事ガールズです。
授業の一環として、無印良品にてベニバナをつかった草木染めのワークショップを午前と午後の二回行ないました。
当日は受付もお会計も当日枠の参加者さんの募集もみなさんにお願いしました。
チラシを配って「ワークショップに参加しませんか?」とお声がけするのもドキドキしますよね。
司会進行もすべて学生さんが取り仕切ります。
手順をスムーズにわかりやすく参加者のみなさんに説明。
学生さんたちがそれぞれのテーブルを担当して、なにか困っている人はいないかな?と目を配ってお声がけしてくれていました。
ベニバナの入った袋を水の中でぎゅっ、ぎゅっともみ出して色を抽出します。
ベニバナはアルカリ性の水が大好き。
どんどんどんどん大好きなアルカリの水の方へベニバナの色は溶けだします。
しかしその液体の中にクエン酸の白い粉を加えると・・・水は中性へと戻ります。
あんなにアルカリ水が大好きだったベニバナなのに、普通の中性に変化してしまった水のことは大嫌い。
急いで水から逃げ出そうとします。
その中にハンカチを入れると・・・水からの逃げ場を探していたベニバナはハンカチのなかに逃げ込みます。
そうやってベニバナの色は水からハンカチへとピンク色になって移るんです。
このようなベニバナの色が染まる仕組みを、ミニ劇で分かりやすく説明してくれました。
ハンカチに豆をのせて輪ゴムでしばるようにしていくと、その縛られた部分がまるい模様となって染まらずに残ります。
どこに模様をつけようか、たくさん模様があるほうがいいかな?
相談しながら皆さん楽しそうに模様を作っておられましたよ。
そして白からピンクの色に変わっていくハンカチ。
参加者のみなさんからも歓声があがります。
先程しばっていた豆と輪ゴムを取り外すと完成です!
参加者の皆さんからは「楽しかった!」、「草木染体験してみたかったんです」、「とてもわかりやすく教えてもらえました!」とのお声がいただけました。
伝えるということは、簡単そうにみえて実はとても難しいことだと思うんです。
ベニバナの色を出している時間が少し空いてしまい参加者のみなさまが退屈してしまうかも。
それなら、その時間に劇をしてベニバナの色が染まる仕組みをお話ししよう!
そんなふうにいろいろと試行錯誤しながら、今回のワークショップを企画して頂けたのではないでしょうか?
光華女子短大のみなさんにも、参加者のみなさんにもワークショップでつながっていただき、楽しい時間を共有できましたね。
また今後も光華女子短大のみなさんにお手伝いいただいて新しい企画を開催できればと思います。
無印良品 イオンモールKYOTO