「あがる」と「のぼる」。
「会う」と「逢う」。
同じようなことばでもちょっと違う、という日本語がありますよね。
もちろん、英語にも似ているけど違う言葉があります。
例えば、「小さい」は英語でなんというでしょう。
「little(リトル)」と「small(スモール)」。
ひとつひとつは聞きなれた言葉でも違いを説明して、と言われると首を傾げてしまいそう。
答えは、little(リトル)=小さくてかわいいもの。small(スモール)=他と比べて小さいもの。
左の写真は、ひとつでちいさくて可愛らしいものだから「little」。
右の写真は、たくさんの中の小さいものだから「small」。
何か比べる対象があるかどうかで変わってくるんですね。
次はイス。
どちらも日本語では、椅子ですね。
しかし英語では、左を「stool(ストゥール)」、右は「chair(チェア)」と呼び分けるそう。
違いは、背もたれの有無。背もたれのないものがスツール、あるものがチェアです。
また、長さや大きさ、用途によっても「sofa(ソファ)」、「couch(カウチ)」、「bench(ベンチ)」など呼び方が変わります。
ちなみに形状を問わず、座るものの総称は「seat(シート)」。
本書では似ている言葉、2つの英語の違いを写真で見比べることができます。
ページをめくるごとに「へぇ、そうなんだ」と発見があるかもしれません。
ぜひ、目で言葉の違いを楽しんでみてください。
~本日ご紹介した本~
『似ている英語』
おかべたかし・文 やまでたかし・写真
出版社:東京書籍
消費税込1430円
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