シエスタハコダテ

【シエスタハコダテ】絵本売場が夏仕様になりました

【シエスタハコダテ】絵本売場が夏仕様になりました

MUJI BOOKS

2021/06/18


2階の絵本売場が春の絵本から夏の絵本へとなりました。
青い本が多いので、すっきり爽やか夏の空間に様変わりしております。
夏といえば、みなさんは何を思い浮かべますか?
おばけ、お祭り、キャンプ、夜空の星、海などなど考えるだけでワクワクしますね。
今年の夏はどんな夏になるでしょう。

その中で私が気になった本をご紹介します。

【シエスタハコダテ】夏の絵本


『かさ』 
サンサン太陽がふりそそぐ夏が来る前って雨の日が多くなりますよね。
ムシムシするし、洗濯物は乾きにくいし、大人の私はこの季節苦手ですが、こどもの頃は雨の日も楽しかった記憶があります。
この本は女の子が雨降りの日に赤い傘をさしてお父さんのお迎えにいく物語。
文章がないぶん、こうなのかな?ああなのかな?と想像力が膨らみます。
偶然会ったお友達へ自分は一人でミッション中だと少し誇らしげになってる気持ちや、ちょっとしたトラブルに心細くなってしまう気持ちが伝わってきます。
そして街での誘惑に寄り道をしながら、お父さんの待つ駅へと向かいます。
お父さんと会えた時のほっとした嬉しそうな表情が印象的でした。
最後には嬉しいサプライズも待っています。
読み手の年齢関係なく、それぞれのストーリーが生まれそうですね。
モノクロの絵の中、女の子の傘だけが赤で描かれていてとても素敵です。

【シエスタハコダテ】夏の絵本


『ウエズレーの国』 
抜けるような青の色彩が鮮やかで、夏到来を満喫できる一冊。
周囲からういているウエズレー少年が夏休みの自由研究に自分だけの文明を作り上げます。
今までの知識を基盤として、持っている想像力と創造力を爆発させ、自分の国を作り上げていくのを見ているのは本当にワクワクします。
最後には今まで意地悪していた友達も集まってきて一人じゃない秋になります。
夏休みは自分を解放できるかけがえのない時間。
宿題はさっさとかたずけて自由にめいいっぱい楽しみたいですね。
あなたはあなたのままでいい。マイノリティにやさしく寄りそってくれる本です。

【シエスタハコダテ】夏の絵本


その他にも夏をテーマにした本を多数取り揃えました。
お子さまはもちろん、大人のかたも楽しめますよ。
この夏のお気に入りの一冊を探してみてくださいね。

~本日ご紹介した書籍~
『かさ』
作・絵:太田大八
出版社:文研出版
税込1210円

『ウエズレーの国』
作:ポール・フライシュマン
絵:ケビン・ホークス
訳:千葉茂樹
出版社:あすなろ書房
税込1540円


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