イオンモール各務原

【イオンモール各務原】育てながら、働く。働きながら、育てる。

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2022/02/15


無印良品 イオンモール各務原には、子育て真っ最中のスタッフがたくさん所属しています。

子育てをしながら働くことは ハードルが高いようにも感じますが、仕事をすることで社会とつながりができるから、
自分自身の生き方も楽しみながら、同時に、子どもとの距離感も適度に保つことができる…そんな側面もあるように思います。

私自身も、小学生の子ども2人の子育て真っ最中。学校のこと、お友達とのこと、習い事、塾、それらの送迎など…。
子どもたちの日々の暮らしに寄り添いながら、自分も毎日仕事をするなんて……。実際に働き始める前までは、どうしたらそんなことができるのか、想像するだけで「私には無理かもしれない…」と何度も断念してきました。

けれども 実際に働き始めてみると、もちろん毎日大忙しなのですが、『ママ』としてではなく、『ひとりの大人』としての役割を社会の中で持たせてもらえることがとても新鮮で、私が私だったことに改めて気づき、はっとした記憶があります。
 
育てるイベント ②

店舗の同僚ママたちとよく話をするのは、『ひとりの大人として』仕事をする時間があるから、毎日の暮らしを楽しむことができているということ。
育てながら働くことは、もちろん大変なこともあるけれど、苦労よりも嬉しいことのことが多いよね、ということです。

そこで今回、そんな子育て真っ最中のスタッフ3人(+私)で、トークイベントを行いました。
まん延防止等重点措置の実施期間であったこともあり、1回目はスタッフのみでの開催、2回目は少人数のお客さまのご参加をいただきました。

その時の様子を今回のおたよりでお届けしたいと思います。
 
育てるイベント ③

「朝は戦い。けれども それをクリアできれば、『私の時間』」

Q:仕事にでかけようとすると、朝は大変でしょう?
A:朝は本当に大変!もう毎日が戦い。冬は特に、朝明るくなるのが遅いし寒いから、子どもを起こすのに一苦労。
月曜日とか、「学校行きたくないなぁ~」って言って、ぐずったりするしね。
でも、「あなたが元気で行ってくれたら、ママも元気で仕事に行けるのよ」って話したりする。
子どもが出かけたら、自分も大急ぎで身支度を整えて、急いで仕事に出かける。もう、バタバタ。バタバタだけど、それでも仕事に行くことが楽しい。

どのママも、朝は苦労している様子。でもその苦労の先に「仕事へ行く」という楽しみがあるから、乗り越えられると口を揃える。なかには、「朝ご飯は子ども自身で支度をして食べてくれるよ」というママも。
長く仕事を続けているうちに、自然とそんなスタイルになったという。お子さんがたまご焼きを自分で焼いてちゃんと朝ご飯を食べる様子は、「特別」なことではなく、毎日の朝の風景なんだとか。
「自分のことが自分でできるようになるってすごいことだよね。そしてそれは大切だよね」とママ達。

Q:ママが働くことをどう思ってる?
A:週末や長期の休みの時など、子どもが家にいるのに自分が仕事に出かけていく時は、やっぱり少し罪悪感があるよね……。でも、「次のお休みの時は、子どもと一緒にたくさん遊ぼう!」と考えたりして、子どもと一緒にいられる時間を大切に考えるようにしているかな。

四六時中ずっと子どもと一緒にいると、子どものやることなすこと とにかく気になって、イライラしてしまうことも多い。
昨年の感染症対策で学校が一斉休校になった時期は本当に辛かった…。毎日毎日、本当にイライラして、子どもに怒ってばかりいた気がする、とみな口を揃える。

子育てをすることは当たり前のことだけど、子どもとの距離が近すぎると親子共にストレスが溜まり、お互いにイライラしてしまうかも。大人にとっても子どもにとっても、「自分の時間」は大切だと思う。仕事をしていると、子どもとの距離感が適度に離れるから、子どものことを干渉し過ぎず、少し距離をとって見守るというスタンスが自然に生まれてくる。
 
育てるイベント ④

Q:家事や子育て、家族にも協力してもらえる?
A:うーん。やっぱり、家事も育児も自分でやらなくてはいけない場面の方が多いかな。仕事をしていると、家事に割ける時間に限りがあるから、優先順位を決めて、これだけはやらなくちゃ!ってことをやって、それでおしまいのこともある。
その日の子どもの様子で、全く家事が進まない時もあるしね。家事を完璧にこなすのはムリだから、「これでよしとしよう」と諦めることが大事かも。あとは、家族とはいえ「相手に期待しない」こと。なんで自分ばっかりやらなきゃいけないんだ……って思うこともあるけれど、それは相手に勝手に期待して、勝手に裏切られた気持ちになるから腹が立つだけ。だったら最初から相手には期待しない。そして自分自身ができることを、自分ができるようにやる、それで「よし」とする。それが大事かなと思ってる。

なかには、家族と食事の支度や子どもの送迎など、それぞれの家事が役割分担がされているという家族も。
「お互いに仕事をしていると、家事ができる時間も時間帯も限られるから、お互いができる時間にできる家事をするというスタイル。それを見て子ども達も育っているから、子ども達もいろんなことを手伝ってくれるよ」と。
すごい!!それは理想的だよね。
 
育てるイベント ⑤

Q:家族、子育て、家事、仕事。優先順位はどう考えてる?
A:常にどれかが一番という決め方ではなくて、場面場面で優先順を決めているかも。ここは家族優先、ここは仕事。今は子ども優先、とか。日々、子どもも仕事も状況は違うから、状況を見てどうするのが良いか、自分が落ち着く優先順位を探して決める。一日のなかでの優先順位、一週間、一ヶ月と、その時々で子育てを優先したり、仕事を優先したり、状況に応じて自分が納得できるバランスを探ってやってみる。うまくいかなければ、また違うバランスを考える感じかも。

Q:育てながら、働く。どう思う?
A:プラスしかないと思う。単純に、働くことはとても楽しい。そして、社会の中で自分が少しでも役に立っているということは素直に嬉しいし 自分の自信につながるよね。家の中にいるだけでは、どうしても世界は狭くなりがちだけど、仕事をすることで社会とつながることができて、自分の世界が広がっていくことも嬉しい。人と関わりながら かつ 責任感を持って何かをするのは、自分の成長にもつながるから、子どもも成長しながら、自分自身も成長し続ける感じかなぁと思う。

それに加えて何より、自分が働く姿を子どもをに見せることができるのはとてもいいことだと思う。「大人になったら働くんだなぁ」とか「働くってこんなふうなんだ」というのが、毎日の暮らしの中で子どもたちに伝わったらいいなぁ、と。

あるスタッフは、「自分の母親が、ずっと仕事をしている人だったから、働くことが普通のことだと思ってきた。それに、私のお母さん、いつもとても楽しそうに働いていて。働くお母さんがすごく素敵だったし、大好きだった。そして自分も大人になって 子育てをしながら働くようになった時、母親がしてくれていたことのありがたさが分かって。忙しい中でも、いつも家族を大事にしてくれていたんだなぁって、親に対して本当に感謝しかないと思うようになったかな。」と話してくれました。お母さんが働く姿が、親から子へ、そしてその子から次の世代へ、順に伝えられていくことはとても素敵なことだと感じました。

子どもが小さいうちは働かないという選択肢もあるかもしれないけれど、自分達は子育てしながら働くという選択肢を選んだ。それは、特別なことではなくて、「いろんな子育て方法があるうちの一つの方法。働きながら子育てするっていう『子育て方法』かもしれないよね」と。「そう!そう!そんな感じ!」となんとなく一つの結論にたどり着いた私たちでした。
 
育てるイベント ⑥

今回のイベントに参加してくださった小さなお子さんを子育て中の参加者さんからは、「いつかはもう一度働きたいって思っているけれど、本当にそんなことが自分にできるのか不安で…。
そんな時このイベントの紹介を アプリで見つけて参加してみました。無印良品で働いている子育て中のスタッフさんの話を聞いて、キレイゴトだけではなくて、リアルな子育て体験を聞けて、少し安心しました。」という声をいただきました。

育てながら、働く。大変なことも もちろんあるけれど、家族やスタッフ同士で助け合いながら、働き続けていきたいと思っている私たち。子育てしながら働く姿が、子ども達に伝わるといいなと思っています。そして、子どもの成長とともに、親である私たちも、社会の中で成長していくことができたら、そんな楽しく素敵なことはない!と思っています。



いかがでしたでしょうか。
今回のイベントの他にも、無印良品 イオンモール各務原では様々なイベントを企画していく予定です。
気になるイベントがございましたら、是非お気軽にご参加ください。

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