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【イオン八事】八事の蝶々をご存知ですか 前編|地域情報

八事の蝶々をご存知ですか 前編

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2020/12/22

こんにちは。無印良品 イオン八事です。

今回は、地域情報の配信です。12/6(日)に天白生涯学習センターにて行われた『かぼっちと作ろう!八事の蝶々!』に当店のお便り担当が参加してきました。

さて、皆さんは八事の蝶々をご存知でしょうか?
以前、お便りにて少し触れたことがありますが、(【イオン八事】あいち・なごや・やごと【1】「八つ坂」|まち歩き)八事の蝶々はこの辺りで明治時代から作られている伝統玩具です。
前編では八事の蝶々の歴史をご紹介したいと思います。

大正始めから昭和始め頃まで、八事山一体は神社や遊園地のある行楽地で、名古屋中から人が集まり、とても賑わっていたそうです。

八事山一体は神社や遊園地のある行楽地


この八事の蝶々は人気の土産物として売られていました。

八事の蝶々は人気の土産物

しかし次第に人出が遠のき、八事の蝶々も一度姿を消してしまいました。

昭和50年頃、音聞山の故・加藤かなさんが幼少の頃の記憶を元に、地元の幼稚園児たちのために作ったことをきっかけに配り始め、その後地域の有志を中心に保存会が発足し、多くの人々に八事の蝶々づくりを伝える活動をしています。

八事の蝶々保存会の安江さん

今回、八事の蝶々保存会の安江さん直々に教えて頂けるということで、とても楽しみにしていたイベントでした。お話を伺ってみました。

① いつ頃から八事の蝶々を広めたり、教室をしていますか?
23年前から引き継いでいます。八事の蝶々自体の歴史は、150年ほど前からある伝統玩具で、昔は遊ぶものも自分で作って楽しんでいたんですよ。私は2代目で、次に伝統を受け継ぐ人がいないかも…。そのために今はできるだけ多くの人に知ってもらうためにこのような活動をしています。本当は、小学校で工作をしたりもっと大人数の教室やイベントもありましたが、今のご時世なかなかできずにいます。

② 苦労する事や、大変な事はありますか?
竹を調達、加工するのが時間かかります。竹を割ってひごにするのには量によりますが3時間ほどかかり、労力も必要です。そのため、継続的に受け継いでくれる方が少ないのが現状です。ですが、今の子供たちに昔のおもちゃを知ってもらって笑顔をなっているのを見ることはとても嬉しいですね。

現在、八事の蝶々は八事のシンボルとして、八事駅周辺ではたくさん見かけることができます。
皆さんもこの辺りにいらした際はぜひ蝶々を探してみてください。

八事のシンボル


後編では実際にイベントにて作成した八事の蝶々についてお伝えしたいと思います。

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