こんにちは。
みなさんは、日々の暮らしの中で、ふと心を動かされる瞬間に出会うことはありますか。
現在、無印良品 グランフロント大阪を拠点に「食」をテーマとしたアートイベント、『OSAKA ARTSCAPES 2025』を開催しています。
このお便りでは『OSAKA ARTSCAPES 2025』に参加しているアーティスト一人一人にフォーカスしながら、展示作品とともにご紹介していきます。
今回ご紹介するのは、ドローイングと刺繍の融合、元永彩子さんです。
”昔どこかで誰かが使っていた道具や紙。私が生まれた時にはすでに存在し、長い時を経てきたことに魅力を感じます。そんなファウンド・オブジェクトから見えてくる物語や風景は想像を掻き立て、そして私の経験や思考と交差させながら、主にドローイングと刺繍で表現しています。”
◼️Talisman
【Q&A】
「食」をテーマにしたアートの魅力は何だと思いますか。
-
祖父母が養鶏場を営んでいた頃、一緒に捌いて料理していた記憶が今でも鮮明に蘇ります。
生き物を食べるという点において、生き物が食べ物になるまでの行程は私にとって可哀想というネガティヴな感情だけではなく美しいと思う瞬間があり実験しているような感覚もありました。
「食」はただ生きるために食べる行為ではなく、目や耳、舌や鼻、更には触感などさまざまな人間の感覚を刺激してくれる存在だと思います。
---------------
元永彩子
現代美術家、イラストレーター。2007年に京都市立芸術大学・構想設計専攻卒業。デザイン会社を経て、2011年よりドローイングを中心に活動を開始。minä perhonen 京都店や森岡書店、IDÉE、krank marcello等で個展を開催。イラスト制作や企業のVI、近年ではアマムダコタン等のロゴを手がける。
---------------
公式Instagramは
こちら
是非一度店頭でご覧ください。
みなさんのご来店をお待ちしています。
【Life in Art OSAKA ARTSCAPES 2025 〜日常芸術のそうぞう〜】
日常芸術をテーマにアート(=文化)を広げるプロジェクト「Life in Art」。
2024年秋に開催された『TOKYO ARTSCAPES』に続き、今回は無印良品 グランフロント大阪を拠点に「食」をテーマとしたアートイベント、『OSAKA ARTSCAPES 2025』を開催します。
今回は、作品の展示をはじめ、トークイベントにマルシェ、大阪の街を巡り文化を探るリサーチなど、食からアートを考え、またアートから暮らしを考える多様なコンテンツを展開します。「食」は、現代の豊かさの指標のひとつとされ、ダイニングテーブルを囲むにぎやかな風景を想像してみると、身近なところにもアートはたくさん潜んでいます。日常の中における芸術の価値を再考し、良品計画の志す「感じ良い暮らしと社会」を、より実体的・身近なものとさせることを目的とします。
会期:2025年5月30日(金)-6月29日(日)
会場:無印良品グランフロント大阪、他
■Life in Art公式ウェブサイト:
https://www.idee-lifeinart.com/exhibition/oas2025/index.html
グランフロント大阪公式
Instagramでも日々最新の情報をお伝えしています。
是非フォローしてお楽しみください。