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【グランフロント大阪】[Rose Farm KEIJI]デモンストレーション&トークイベント|イベントレポート

キービジュアル画像:[Rose Farm KEIJI]デモンストレーション&トークイベント|イベントレポート

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2019/03/03

半月ほど経ちましたが、大変好評だったイベントレポートをお伝えいたします。

2/17に2週間に及ぶ展示が終了した『日本が世界に誇るオリジナルローズ 「WABARA」を体験する2週間』について。

前回のレポートの続きです。

[Rose Farm KEIJI]ワークショップ|イベントレポート

 

最後の2日間のみ、展示形態がごろっと変化し素晴らしい演出となりました。

グランフロント大阪Open MUJIのガラスの壁一面にバラが咲き乱れました。

遠くから見てもかなりインパクトのある最終形態…

通りすがる皆さんのたくさんの笑顔を見ることが出来ました。

 

今回はその締めくくりに行われたデモンストレーションとトークイベントのイベントレポートをお伝えいたします。

 

[2月16日]

『Demo of Wedding bouquet 2 Design(White & Color)』

この日行われたのは國枝健一さんによるデモンストレーション。

みなさんの前でWABARAひとつひとつの紹介とウエディングをイメージした花束を束ねていただきました。

WABARA特有の淡い色合いがウエディングのイメージにピッタリ。

当初ふたつの花束を束ねる予定でしたが、最終的には3つもの素敵な花束を束ねて頂きました。

デモンストレーションの後は思い思いに参加者の皆さんで写真撮影を楽しみ、盛況のうちにイベントは終了いたしました。

 

[2月17日]

いよいよ最終日。この日はWABARAの生みの親でもある育種家の國枝啓司さんも加わり、朝から展示の差し替えをしました。

生花を展示するのはすごく手間がかかります。

特にグランフロント大阪Open MUJIはすぐに乾燥してしまう環境なので、マメに水やり・活け替えをしなくてはなりません。

 

勢いよく減っている花瓶の中の水をみたり、

ついこの間までつぼみだった子が満開になっていたり、

萎れて下を向いてしまいさみしそうな子をみたり…

すごく当たり前のことなのですが「生きてるんだなぁ」痛感しました。それもとっても素直に。

 

2週間の展示期間中には何度もローズファームケイジのみなさんがお手入れに来られてメンテナンスをして頂いたのですが(わざわざ滋賀から!)、最終形態の壁の展示にいたっては1日置きの活け替えを行いました。手間を惜しまないみなさんの本気と愛を実感しました。

 

 

そんなこの日に行われたのはトークイベント。

前半は『國枝 啓司のわばらの育て方、土づくりのおはなし』と題して、当店イベントスタッフが聞き手となり國枝啓司さんとお話をしました。

「世界中の花屋さんに並ぶバラを作りたい」と育種をはじめた啓司さん。

オリジナルの品種で日本特有の美意識を反映させたバラを最初は趣味でつくっていたそうです。

また、“野に咲く花のようなバラをつくりたい”という思いから啓司さんはより自然に近い環境をつくることを一番に考え、それに最も重要なことが“土づくり”であると述べておられました。

あとはどう育つかは「バラ任せ」だと言います。

流通にあわせて農薬を使用する既存の栽培とは一線を画した方法で栽培されています。

 

「私はバラを育てているわけじゃない。

土を育てているだけです。

あとは勝手にバラは育つんです」

 

この一言がとても印象的でした。

 

後半は『これからのわばら「世界と滋賀」』と題して、WABARAのコンセプトを伝える“Rose Universe co., ltd”の代表で啓司さんの長男、國枝健一さんとのトークイベントを行いました。

もともと実家のバラ農園を継ぐ気はなかったという健一さん。一般企業に勤めた後に起業しようと独立。

「世界で通用する力をつけたい」「まだこの世にないものを創造する」

そこで着目したのは父・啓司さんが趣味で作っていたオリジナルの品種のバラだったのです。

 

このバラをWABARAと名付け、思想、コンセプトを伝えるブランディング・プロデュースを開始しました。

(一番最初に行ったのはホームページの作成だったとか!)

のちに日本独自の感性でうまれたこのバラは世界で徐々に注目れていくことになります。

まさに「世界の舞台で活躍する」という父子の夢がWABARAを通してスタートしました。

 

まだまだ旅の途中、国内や世界にWABARAの魅力をさらに広める為に、休みなく日々駆け巡っておられる健一さん。

 

「今が人生で一番エキサイティングです」

 

トークで話された言葉では無いのですが、イベントの最後に言われたこの一言がとても印象に残っています。

健一さんの瞳はとても真っ直ぐ、より先を見据えておられるようでした…

このイベントレポートでは伝えられない魅力が本当にたくさんあります…

展示を見られた方も、そうでない方も是非、注目してみてはいかがでしょうか?

以下のリンクよりローズファームケイジの情報を知ることができますよ。

 

様々な場所で活躍されるローズファームケイジさんの今後がとても楽しみですね。

 

 

[外部リンク]

ローズファームケイジ

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WABARA cafe

 

 

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