みなさんこんにちは。
グランフロント大阪 空間設計部です。
今回は先日みなさんからの声を集めた「洗面室・洗面台についてのアンケート」の結果をお伝えします。
回答いただいた総数は155名と大変多くの方からお声を頂きました。
皆さんたくさんの意見をありがとうございました。
住まいの中でも、やはり多いのは水回りについてのお悩み。
そこで今回はコロナ禍以降、様々な展開を見せている洗面室・洗面台に着目したのですが、 特に多かったキーワードとしては 水廻りの永遠の課題である「清掃性について」 。お風呂との隣接や、光が入らない・風通りの悪さなどから「湿気や温熱環境について」。そして、歯ブラシやアメニティ類、タオルや下着などの置き場である「収納について」 が、見受けられました。
それでは、アンケートの結果についてみていきたいと思います。
まずは年代については以下の通り。 95%が女性からの回答でした。
まずは2・3月の回答の時期の影響もあったと思いますが「寒い」という声がダントツでした。
洗面室は特に入浴前後で脱衣をする関係上、温熱環境が重要です。急激な温度変化が起こると血圧が急激に変動し、死亡事故にもつながりかねません。住宅内部の温度差を極力つけないように心がける必要がありそうです。
続いて、洗濯をするスペースであることも多いため、洗濯の一時干し、干したものの収納場所など「スペース」に関する声も多かった印象です。
ただし、洗面室の条件としては間取りにおける位置関係上、光が入らなかったり、通気性が悪かったりするので、この辺りは間取りや設備などで工夫していくと良さそうですね。
予算については、現時点で困っているという方以外だとおおよそ10~30万という方が多そうです。
ちょっとした修繕や、収納の使い勝手向上を希望している方は10万円以下でのご検討の方も多い結果となりました。
一般の住宅は60cmや75cmなどが多い為、今と同等かもう少し大きいサイズを検討している方が多そうです。
洗面台の形状については、やはり清掃性の観点からか、ボウルと壁面が一体であるものや、カウンターとボウルが一体のものが選ばれておりました。
一体にすることで、水あかや汚れがたまりにくいと考えられていそうです。
メイクやヘアメイクそして、スキンケア、ボディケアといった要素はもちろん、洗濯をする場所でもあるためにランドリー作業、特に洗濯一時干しが出来ればと思われている方が多そうでした。
「その他」の項目では、ペット系のケアを挙げている方や、靴など外用のモノを洗う用途を希望している方がいました。
収納についてのご要望は、見せる収納で十分という方がいる一方で、やはり引き出しの収納が欲しいという方も。
実は日常的に使う物が多い場所という事で、下着などのお洋服・リネンなど、洗剤などのストック類、アメニティなど、このあたりのうまいしまい方、収納提案が重要かと思われます。
「その他」では、先ほどと同様にペット系グッズや、あとはスマホなどの置き場が挙げられていました。
最後に『洗面室関係で気になる点をお教えください』という質問を投げかけました。
回答としては、コロナ以降「廊下洗面」などオープンなスペースで使いやすいように洗面台が設計されることも増えた影響もあり「独立した“洗面室”という形ではなく、居室から見えてもスッキリしたデザインの洗面台をオープンなスペースに設置したい」という意見もありました。
特に洗面台は脱衣室と分けたいとう意見も多く、お風呂と洗面台同時使用の時の利便性や、その場所に必要な収納、湿気や寒暖差などの影響を気にせず身支度を整えられるスペースを求められている方も多そうでした。
洗面台自体には、とにかく清掃性とシンプルなデザイン、洗面台で使う物の上手な収納法を兼ねた提案というところが求められていました。
いかがでしたでしょうか。
「洗面室・洗面台」ということで皆さんのご意見を伺ってみました。
次回は「キッチン・LDK空間」のアンケートを実施しています。
⇨『あなたの意見を、聞かせてください。|キッチン・LDK空間編』
ぜひ次回も皆さんの意見を伺い、どういったお困りごとがあって、どういった商品・空間が望んでいるのか参考にさせて頂こうと思います。
無印良品 グランフロント大阪