皆様こんにちは。無印良品 セントシティ北九州BOOKS担当です。
わたしは普段から、日常の出来事を題材にした小説・エッセイなどを好んで手に取っています。
直接会話を楽しむことがなかなか難しくなった、今。
著者の思いや体験を知れる媒体は、より貴重だなと感じていて大切にしています。
それほかに、写真集や詩集にも興味が湧き始めました。
詩を声に出して読んでみることが、最近の私の癒しの時間です。ノートに書き写したりもしています。
今回は、こちらの一冊をご紹介します。
『生きる』
著者:谷川俊太郎 詩・岡本よしろう 絵
出版社:福音館書店
価格:1,430円(税込)
岡本さんの描く、優しく温度感のあるイラストに、谷川さんの「生きる」という詩がのせられています。
ページをそっと開いたとき、気候や、人の会話する声、虫の声、夕方の静けさ、そういうものがすぐそばにあるように感じられます。
巻末には、(いま)の意識について谷川さんの書かれた文も載っています。読んでいくと、はっとなる気づきがありました。
詩のみも、掲載されています。
誰もいないリビングでゆっくり声に出して読んでみると、まるで小学生の頃の国語の時間に戻ったような気分に。
目で見るときとはまた新しい感覚で、記憶に残ります。
絵本一冊から、いろいろな楽しみ方がありそうです。どうぞ一度、手に取られてみてください。
無印良品 セントシティ北九州
MUJI BOOKS担当 加島