みなさんこんにちは。新百合丘オーパです。
だいぶ日にちが経ってしまいましたが、
5月25日(土)・6月16日(日)に開催しました、
布団屋さんと小座布団をつくろう講座の様子です。
浅井奈奈と斉藤みわ先生による
お布団用の側生地で小さ目座布団作りを体験できるワークショップです。
大変好評だったため2回目実施もして、
お申込みも多数いただき全回満席でした。
講師の浅井さんは、東京都町田市鶴川の寝具店「大西屋」
を営んでいる現役のお布団屋さんです。
斉藤みわ先生の強いご紹介もあり実現した
初めての本当に手作りで準備をした講座です。
当日はお二人が協力して講師とアシスタントになって、
お客様をお迎えしました。
日本の座布団は、座るための布団としてまたクッションとしての役割はもちろん、
もともと位の高い貴族が使用していたことから座布団は相手を敬いもてなすという意味を持ちます。
四隅(カド)と中央についている房にも意味が込められています。
2時間分くらいでつくれるのですが、しっかり座布団の作り方を学べます。
使用するもの
・綿100%のワタを使用。。
・側生地のほかに縫い糸と針、ふさを四隅と中心に施すためのふさ糸。
・中身の中綿を座布団に詰めるためにカットしながら成型していきます。
均等になるように綿のバランスをとります。
・側生地に綿をつめていきます。四隅にまで綿を行き渡らせます。
手で強くたたいて解しながらの伸ばしていきます。
・詰めたあとの口を縫い合わせます。
・中心と四隅にふさを縫いつけます。
座布団の綿は角に留まりにくいため、長く使っているうちに綿が中心に寄ってきてしまいます。
それを防ぐために四隅で綿を固定させる役目があります。
ちなみに四つの角の“ふさ”は“角房(すみふさ)”と呼ばれます。
「ふさ」には、その中に悪いものが 入り込まないようにという邪気払い の意味が込められています。
刀や鎧、袱紗(ふくさ)や相撲の土俵にも邪気を祓うために房があります。
座布団にもいつしかそこに座る人に邪気が入り込まないように房が付けられたという事です。
・出来上がり
今回浅井さんが、本当に選べるだけの色柄を和風・洋風で用意くださったことと、
その余った端切れでお揃いポーチをプレゼントされていたのには、お客様も大変喜んでいただけました。
用意された側生地の色んな柄の中から選ぶ楽しさ、
完成してから末永く愛用できる丈夫さがあります。
今回は小さい座布団のため、お客様のお好みの用途でクッションとしても使う方や、
犬猫ペットのベッドのように使う方もいらっしゃいました。
お家で一人で完成させるのは大変難易度の高い内容でしたが、
1個自分の手で完成させる充実感が得られるとても素敵な時間でした。
日本の伝統技法と現代風にアレンジされた作る楽しさを
上手くミックスさせて表現できたまたとないイベントにできたことを
大変嬉しく思っています。
遠方からもお越しいただいたお客様もありがとうございました。
ご来場ありがとうございました。
こちらの講座は今後も実施したいと思います。
新百合丘オーパへ是非遊びに来てください。