野々市明倫通り

【野々市明倫通り】代々続く、縄工芸の伝統文化|イベント情報

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2019/11/18

こんにちは、無印良品 野々市明倫通りです。
11月30日(土)に、『野々市の縄工芸師から教わるしめ飾りワークショップ』を開催することとなりました!
今回はワークショップで講師をしてくださいます吉岡克己さんを取材させて頂きました!
 

石川県の観光名所で、代名詞とも言える金沢城。
そのうち最も格式の高い門と言われる『橋爪門』には、大きなしめ飾り『数の子飾り』が取り付けられます。
毎年この『数の子飾り』を手掛けている方が今回のしめ飾りワークショップの講師、吉岡さんです。
『数の子飾り』をはじめとする石川県各地の神社や施設に、吉岡さんが手掛けたしめ飾りは飾られています。

吉岡さんは小学生の頃から縄工芸をはじめ、気付けば60年以上ずっと手編みで作り続けてきました。
昔はたくさんの工芸師がいましたが、現在は石川県でもわずか数名ほど。
その中でも、手編みで手掛ける方は殆どいないそうで、とても大切な技術です。
そんな技術ですが、今となっては後継者もおらず、吉岡さんと地域の数名の方のみで製作しているそうです。

「最近はしめ飾りなんて飾る家は少なくなった。恐らくやけど、しめ飾りのいわれとか、そういったのが分からんのやろうね。」
そう話をされたとき、どきっとしました。
私自身、神社にお参りすることがあるのですが、神社のお参りの作法は知っていても、しめ縄やしめ飾りの意味は知りませんでした。
年末に向けて家の大掃除をする意味、しめ飾りの意味やそれをつける意味、鏡餅や御節の意味……
ワークショップを通して、昔から伝わってきた日本の文化をもう一度、知るきっかけになれば良いなと思っています。

今回製作する予定のしめ飾りは、通称『かつお』と呼ばれる神棚用のしめ飾りと、床の間に飾る長い穂がついた『床飾り』の2点です。
『かつお』は神社では鳥居の前などに飾られるものの、神棚サイズの小さめのものです。

もう1点の『床飾り』は、丸く編んだしめ縄に穂を長く垂らしたもので、掛け軸と一緒に飾るなどします。
床の間がないお家でも飾ってもらえるように、穂の長さは調節出来るそうです!
丸い形はきんちゃく袋に見立てているそうで、長い稲穂をつけることで五穀豊穣や商売繁盛の意味もあるのだとか。

ぜひ令和になってからの初めての新年を迎える準備に、手作りのしめ飾りを加えてみてください。
当日ご参加をお待ちしています。
ワークショップのご予約は『こちら』から受け付けています。

 

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