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【野々市明倫通り】伝統工芸士に教わる加賀繍|イベントレポート

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2020/02/16

こんにちは、無印良品 野々市明倫通りです。
2月15日(土)に開催した『伝統工芸士に教わる 加賀繍ワークショップ』で、お花のモチーフのアートフレームとくるみボタンを作りました!
 
子ども糸より

自分で選んだ色の糸を撚(よ)るところから始まりました。
絹糸の束を複数回に分け、両手のひらを使い、上下の方向を変えながら撚ります。
均一に撚るのは難しく、「糸撚り3年」という言葉もあるのだとか。
繍っているうちに、糸の撚りが取れてきてしまうので、一気に長い糸は作らず、足りなくなるたびにまた糸を撚ります。
みなさん、段々と糸を口にくわえる姿も様になっていました!
 
糸より

 両手を使う日本刺繍は利き手に関係なく、常に右手は生地の上、左手は生地の下です。
今回のワークショップでは、机に刺繍枠を固定して行いましたが、本来の加賀繍は大きな木製の台に生地を張って行うため、片手で繍うのでは効率が悪いそう。
 
真剣なみなさん
 
慣れない繍い方に、ついつい利き手だけで作業してしまう方や、生地の下から狙ったところに針を刺すことに苦戦している方が多かったです。
集中するあまり、「熱くなってきました」と、ぱたぱたと顔を手で仰いでいる方も。
 
お花のモチーフ

一見簡単そうなモチーフですが、余白のバランスを取るのが難しく、一度立ち上がって、どうするか考えている方もいました。
針を通すたびにぶつん!と音がすることに驚きましたが、使用する針の頭の部分が平たく、穴も大きい独特な形をしているからなのだそうです。
 
貝あわせ

物販コーナーでは、加賀繍の小さながまぐちや袱紗(ふくさ)、貝合わせなどが並び、「綺麗だね」と足を止められている方が大勢いました。
ワークショップ後に、講師の方から「ここの部分は、さっきみなさんがやった繍い方と同じですよ」と説明を聞きながら作品を見てみると、みなさん、改めて伝統工芸の技術のすごさを感じた様子で唸っていました。
 
くるみボタン

完成したくるみボタンの髪ゴムを早速つけてくれましたが、とっても似合っていました!
興味津々でワークショップをのぞいていかれる方も多く、幅広い年代の方に加賀繍を知ってもらう機会となりました。
今後もさまざまなイベントを企画していきます。
ぜひMUJIpassportをチェックしてくださいね。
 
 
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