野々市明倫通り

【野々市明倫通り】身土不二

MEGLIY

その他

2020/07/19

こんにちは、無印良品 野々市明倫通りです。
 
長かった梅雨も、来週にはようやく明ける見込みだそう。
梅雨が明ければ、いよいよ夏本番がやってきます。
明け方にかけて肌寒さを感じる日が続きますが、夏野菜は一足先に、“旬”を迎えはじめているようです。

みなさんは普段、“旬”を意識した食事をしていますか?
旬のものは、おいしさはもちろん、栄養も豊富に含まれていて体にいい!という話は、どこかで耳にしたことがあるはず。
とはいえ、夏野菜と呼ばれるトマトもきゅうりも、スーパーに行けば1年中買えるのが当たり前。
そんな“いつでも買えるのが当たり前”になった食材、たくさんありますよね。
とても便利なことですが、その一方で、食材の旬がいつなのかわからないという方は増えているのではないでしょうか。
 
鍋嶋さん

今回は、そんな“旬”について、株式会社MEGLIY(以下、メグリー)の鍋嶋さんに再びお話を伺いました。
前回の記事では、まだまだ知られていない、無農薬野菜のたくさんのメリットを中心にお話ししてくださった鍋嶋さん。
今回も、野菜の旬を切り口に、いろいろなことを教えてくださいました!
前回記事『土から育てる野菜づくり』はこちら
 
鍋嶋さんが農家になってから知った言葉に、「身土不二(しんどふじ)」というものがあるそうです。
言葉の意味は「身と土、二つにあらず」、つまり人のからだと暮らす土地は一体で、切っても切れない関係にあるというもの。
人とその土地に実る作物は、不思議とうまくいく関係にあり、旬のものを食べることで、その季節を乗り切るために必要なものが補えるのだそうです。
 
たとえば、夏野菜のトマトやきゅうり、ナスなどはからだを内側から冷やしてくれます。
逆に、冬の根菜類である大根やごぼうは、からだを内側から温める効果があると言われています。
それは野菜たちが、夏は夏の、冬は冬の厳しい気候を乗り越えるべく、たくましく育つためにつけた力を分けてもらえるからなんです。
 
野菜

また、その土地のものを食べることは、人だけでなく、環境にとってもやさしいと鍋嶋さんは言います。
他の地域のものを食べることには、その輸送に消費されるエネルギーによる環境汚染、輸送中の傷みを防ぐために使われる農薬など、知らず知らずのうちに健康にも環境にも負担をかける原因が潜んでいるのだそう。
「その土地で採れるものを食べることが、健康面でも環境面でも、1番理にかなっているんです」と鍋嶋さん。
 
いろいろな食材が季節問わず、海外のものであっても手軽に手に取れること、それ自体は、とても便利なことです。
ただ、私たちが生きていくうえで、何を食べるのかということは、一人ひとりがもっともっと考えてみる必要があることなのかもしれません。
「健康はもちろん大切ですが、もっとも必要なのが自然を守ること。環境がすこやかでなければ、そもそも人間は生きていくことができない」という鍋嶋さんの言葉が印象的でした。
 
売場

アルビス明倫通り店のメグリーさんの販売コーナーには、トマト、きゅうり、ナス、ししとう、ズッキーニなどの夏野菜が並んでいます。
生命力にあふれた“旬”の野菜たちには、おいしいだけでなく、私たちのからだが本当に求めているものが、ぎゅっと詰まっています。
「今の旬ってなんだろう?」と気になった方、ぜひメグリーさんのコーナーをチェックしてみてくださいね!
 
 
無印良品 野々市明倫通り

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